コートに舞う天才ペテン師

相性はどう？ ページ15

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ある日の練習中

コート脇でトレーニング中に、ブランコーチが主要選手についてコメントを出していた



"ーー柳田は藤井、関田どちらでいっても数字は変わらない
しかし石川は関田との相性はいいが藤井とはまだ練習が必要だ"




「…ふーん」

藤井「え、イタリア語わかんの？」

「うん。直伸さんは祐希とはまだまだ練習が必要だって」

藤井「あー…」




"そしてミドルの神の影響は大きい。クイックの藤井とのコンビもいい、数字がそう物語っている。

関田とはスパイカーとしてのコンビ経験がある。彼はサーブで下がってもバックアタックが可能だから一枚攻撃が増えるという利点もある。使わない手はない

2016年からはアウトサイドヒッター登録をし、実際にプレイした2017年にはいい結果が残せている
これは彼のスパイカーとしての腕が落ちていない証拠になる。
ミドルとしてもブロック率も年々良くなっているし、勝つためには石川と同様にチームには欠かせない一人だ"





藤井「…さっぱりわかんねぇ笑」

「俺と直伸さんの相性がいいって笑」

藤井「あぁー…それはね、俺も思った」

「まじ？わぁうれしー」

藤井「まぁアンダーであげた低いトスを軽々と打ち込んだ時はまじビビったけど」

「あ、あれね。俺にあげた直伸さんも凄いけどね」

藤井「神ならなんとかしてくれるかなって笑 でもあんなに綺麗に決まるとは思わなかった！ロシアでどんなプレイしてんの？って思った笑」

「今のチームさ、もう意味わかんないのよ笑たまにあれ？俺アウトサイドヒッター？って思ったりするくらい」

藤井「チームにもいるじゃん？OH、OPからMBって。
でもなんかAは違うよね」

「そう？」

藤井「経験が違うよね。ってか意味わかんなさ過ぎてやばい！！笑」

「俺はただ勝ちたいだけだから笑」





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