コートに舞う天才ペテン師

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結局試合には勝てたが、俺はだいぶ疲労していた
そりゃあそうだ。



「ーーあんなに俺ばっかりマークする？！普通！！」

柳田「だってお前どうやって攻撃してくっかわかんねーもん」

「はぁ？！打つだけだろ！！」

柳田「ミドルとしてかどうかって事だよバカ」

「おいこら！！バカにバカっていうな！！」





ギャーギャー騒ぎながらもロッカールームへと戻り、軽く反省会してホテルへ


途中、ユニフォームは最年少組あたりがやってくれるらしくゴミ袋にポイっと入れる

…あぶね、タオルもだ

俺首にかけたままお持ち帰りすることあるからなぁ

ってかマサ教えてくれてもよくない？！

俺わざわざ西田に連絡してランドリー行って何故か一緒に畳みましょーってなんだよ？！

バカじゃね？！畳んじゃう俺って！！






「…さー、ジャージ着てかーえろ」

柳田「…おい。それ俺のジャージ」

「あれ？俺疲れてんだな」

柳田「お前のこれだろ？」

「あーこれだ。1人だけいい香りがしちゃうやつ」

柳田「それは思った。なんで？」

「俺のフェロモン」

柳田「黙れ笑」

「だっ？！黙れだぁ？」

柳田「…ゆっくり休めよ。明日もあんだから」

「明日スタメンから外れたけどな」



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