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柳田「ーーあ、れ？」
関田「ん？どうした？」
柳田「いや、今…
A、いなかった？」
石川「マサさん寝ぼけてんの？笑いるわけないじゃん」
オリンピックが近づき高まる緊張
束の間の午後休みは、気の知れた仲間と気分転換に散歩に行った
ワールドカップが終わり、また来年会おうと送ったメールにAははい！と返してきたのに
待ち望んでいた再会は果たされる事なく日は過ぎていく
代表落ち、なのか
代表辞退、なのか
誰が見てもわかる現状。しかし誰も触れなかった
人がまばらに行き交う、宿泊中のホテルの前
Aの姿を必死に探して…
柳田「ー見つけたっ！！」
手を取った
あの頃と変わらない華奢な腕
シャツから出る白いその腕には、彼女が頑張る証である痣が沢山ついていて
汚いですよね、というマイナスな言葉の割に笑って話す彼女が大好きだった
…いや、今も好きなんだけど
「…や、なぎださん」
柳田「やっぱり！！」
間違いない。間違える訳がない
柳田「…話そう。聞きたい事が山ほどある」
有無を言わさず手を引き、近くのカラオケボックスに連れて行く
柳田「…なんで？なんで辞退した？」
テーブルを挟んで座り、俺はジッとAを見つめた
「辞退って…なんで知ってるんですか？」
柳田「トルコで三冠取って代表に呼ばれないなんて事あるわけないだろ」
「……日の丸を背負いたくなかったんです」
ポツリ、ポツリと口にされる言葉たち
「…楽しくないから。だから辞退しました」
どれもが俺の想像していた言葉たちで
「プレッシャーが怖いんじゃない。エースが怖いんじゃない
私らしさを消されるのが怖いんです
私らしさが消えたら…何も残らない
あのチームじゃっ…私は私で居られないっ…！！」
でもいざ本人から聞くと…
「バレーボールを嫌いになりそうでっ…」
胸が苦しい。
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みこ(プロフ) - 藍さん» わーありがとうございます！！ニヤニヤ出来るようなマサさんが書けてよかったです！こちらこそ最高に嬉しい感想をありがとうございました(^^) (2019年11月8日 18時) (
レス) id: 1f1f253b37 (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - 完結おめでとうございます。マサさんのかっこよさにニヤニヤしながら読んでました。最高の作品をありがとうございました。 (2019年11月8日 15時) (レス) id: ee1f3c5304 (このIDを非表示/違反報告)
みこ(プロフ) - パンダコさん» 50話近くなっちゃったんで完結にしちゃいました！続編は…多分書けないです…すみません…最後までお付き合いいただきありがとうございました！ (2019年11月7日 18時) (レス) id: 1f1f253b37 (このIDを非表示/違反報告)
みこ(プロフ) - kazukiさん» あの澄ましたような顔でサラッと言って欲しい願望…笑よかったです！kazukiさんがうはぁぁぁあ！！ってなるようなマサさんがかけて(*´ω｀*) (2019年11月7日 18時) (レス) id: 1f1f253b37 (このIDを非表示/違反報告)
パンダコ(プロフ) - 終わっちゃったんですか！？続編希望です！ (2019年11月7日 18時) (レス) id: 8d3279f955 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：aaako
| 作成日時：2019年10月20日 21時
