検索窓
今日:7 hit、昨日:18 hit、合計:354,077 hit

#27 ページ27

.



「ーー柳田さんっ…!!痛いです」

柳田「…あっ、ごめん!!」




ガッチリ掴んでいた彼女の右手首を開放する

…よかった、利き手じゃなくて




「監督はどこに?」

柳田「あっ…いや…嘘、で」

「…嘘?」

柳田「ごめん…嘘」

「なんで?なんでそんな嘘を?」

柳田「自分でもわかんなくて…


でも、連絡先を交換してほしくなくて」




戸惑う彼女

…そりゃあそうだ。



いきなり連れ出され、連絡先を交換すんなとか意味がわかんないに決まってる

俺ならはぁ?とか普通に言うし




「…意味わかんないです」

柳田「ごめん」

「なんで?なんでそんなっ…」

柳田「なんか、嫌で…身体が勝手に動いてた」

「…もうやめてください!!」

柳田「ほんとうにごめん…」




やばい…嫌われる…と思った瞬間…





「思わせぶりな態度はっ…!!

せっかく吹っ切れてっ…前に進もうと思ったのにっ!!
気持ちを押し殺して受け入れたのにっ…


あんな風に助けられたらっ…」






"また、好きになるじゃないですかっ!!"




そう、確かに俺の耳に聞こえた

…好き?それはどういう意味の?




そう聞こうと思っても、既に彼女は立ち去っていて。





柳田「…えっ?好き、って?」




気持ちの整理がつかないまま、俺は練習に向かった




.

#28→←#26



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (306 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
956人がお気に入り
設定タグ:バレーボール , 柳田将洋   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

みこ(プロフ) - 藍さん» わーありがとうございます!!ニヤニヤ出来るようなマサさんが書けてよかったです!こちらこそ最高に嬉しい感想をありがとうございました(^^) (2019年11月8日 18時) (レス) id: 1f1f253b37 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 完結おめでとうございます。マサさんのかっこよさにニヤニヤしながら読んでました。最高の作品をありがとうございました。 (2019年11月8日 15時) (レス) id: ee1f3c5304 (このIDを非表示/違反報告)
みこ(プロフ) - パンダコさん» 50話近くなっちゃったんで完結にしちゃいました!続編は…多分書けないです…すみません…最後までお付き合いいただきありがとうございました! (2019年11月7日 18時) (レス) id: 1f1f253b37 (このIDを非表示/違反報告)
みこ(プロフ) - kazukiさん» あの澄ましたような顔でサラッと言って欲しい願望…笑よかったです!kazukiさんがうはぁぁぁあ!!ってなるようなマサさんがかけて(*´ω`*) (2019年11月7日 18時) (レス) id: 1f1f253b37 (このIDを非表示/違反報告)
パンダコ(プロフ) - 終わっちゃったんですか!?続編希望です! (2019年11月7日 18時) (レス) id: 8d3279f955 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:aaako | 作成日時:2019年10月20日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。