身長差0の甘酸っぱいもう一つの恋の話

#18 ページ18

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キレた祐希は先にホテルへと戻って行った


…そこに



関田「…マサ、事実だよ」

柳田「えっ？」

関田「マサの彼女、Aさん呼び出してなんか言ってた。俺も祐希も見てる」

柳田「…まじで？」

関田「まじ。…可哀想だよ、祐希もAさんも」




しっかりしろよ、と肩を叩かれて再び1人ぼっち



…可哀想、って何が？

俺はハルカが大好きだし支えてくれる大切な存在で

Aは…A、は





柳田「…んでハルカよりAの笑顔のが先に出てくんだよ」





脳裏いっぱいに広がるA

大切であるはずの彼女の笑顔は、瞬く間にAに埋め尽くされていって




将洋女子のキャプテン呼び出して話したって本当?




たまらず彼女に連絡をいれた




ハルカなんで?どうしたの?

ハルカっていうかマサくんからの連絡久しぶりだね!嬉しい!

ハルカオリンピックが終わったらデートしたいな?

ハルカ本当はすぐに会いたいけど、我慢するね




はぐらかされそうになるが、俺は逃がさない





将洋いいから。呼び出した?



ハルカお話はしたことあるけど…あんまり記憶にないかな?



将洋嘘じゃないな?



ハルカなに?マサくん怖いよ?



将洋知り合いが見てたんだよ。お前とキャプテンを






それだけ言うと、ハルカがついに本性を現した




ハルカなーんだ、バレたらしょうがないや

ハルカいい加減お預けにイライラしてたからちょうどいいや

ハルカせっかくあの柳田と付き合えたのに全然会えなくてビックリだわ。まじで付き合う意味!デートもしないし周りに自慢もできないわ

ハルカあー、疲れた。もういいわ!




柳田「…はぁ？」




"柳田将洋って、つまんないんだね"


そういう連絡を最後に、ハルカは俺をブロックした





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