翼の折れた守護神の下克上

#43 ページ43

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"ーー気持ち切らすな！！もう一本いくぞ！！"





初めてのワールドカップ

日本代表として初めて参加した大会

毎日が新しい発見ばかりだった



メダルには一歩届かなかったけれど

誰もが口を揃えて"男子バレーが強くなった"と言った

その中にいれたことを誇りに思った






石川「…終わったね」

「んー」

石川「どうだった？日の丸つけてのプレイは」

「ちょー楽しかったよ！！サンキューガイチJAPAN！って思った！」

石川「軽いなー…笑」

西田「祐希さぁぁあん！！」




祐希とはまたイタリアで会うしもういいや笑




藤井「…お疲れ」

「おう眼鏡男子！お疲れー！！」

藤井「よかった。一緒にプレイできて」

「まぁ俺天才だしね☆」

藤井「またイタリアに戻るんでしょ？」

「そーそー。祐希と一緒に」

藤井「またさ、全日本で会いたいよ、Aと」

「…俺今口説かれてる？」

藤井「はぁ？笑」

「きゃー！！藤井直伸に口説かれてるぅぅ！！」

藤井「まじふざけんな笑」

「Vリーグ頑張れよ！ナオナオ！」

藤井「呼び方どうにかなんない？ナオナオは嫌なんだけど笑」

「もう俺ん中でナオナオはナオナオだから無理だナオナオ」

藤井「まじかよ笑」





柳田「…お疲れ様。じゃ」

「ちょー、ちょちょちょ！！早い早い！！なんかあるだろもっと！！」

柳田「だってだる絡みが目に見えてるし」

「んだよ柳田ぁ！！また4月まで会えなくなんだぞ？」

柳田「…全日本招集される気満々じゃん」

「いや当たり前だろ！ベストリベロ貰った天才的守護神の俺を招集しなかったらまじ疑うわ！！いみわかんねぇわ！！んだから会えなくなるんだしもっと俺を堪能しとけよ！！」

柳田「お前さ、美味いけど一度に食いすぎるとしんどい和牛みたいなんだよ。ちょっとで充分」

「和牛？！うわたっかー！！俺ちょー高級じゃーん☆」

柳田「ほら、そういうところ」

「ヤナピーは？ポーランド？ドイツ？アイツ？ソイツ？」

柳田「ドイツ」

「…もっと突っ込めよ！！俺が滑ったみてぇじゃねーか！！」

柳田「いや滑ってるよ」

「滑ってない！！ないないない！！ナイナイナイナイナインティナイン」

柳田「(無視)」

「おいくぉおら！！こっら柳田！！」






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