翼の折れた守護神の下克上

#32 ページ32

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そんなこんな(どんなこんな？)でテレビに食い入る俺を

なんか知的に見えるお洒落なメガネをかけちゃったりしてる藤井直伸が爆笑

持ち前のスルースキルを発揮する俺



"川合さんは、初戦イタリア どうみてますか？"

"イタリアはね、非常に背が高いんですけど…イタリアでプレイする石川と甲斐をね、まずはスターティングで起用すると思うんです"



「ふむふむ」



"それで背高いやつ2人をミドルで付けて…でやれば勝てなくはないですね！"



「イタリアかぁ、初戦」

藤井「えっ、今更？！笑」

「いや知ってたから！！安心してくれ！！」

藤井「イタリア知り尽くしてるんでしょ？頼りにしてる」

「まかせろ！マルゲリータは☆☆の「そっちは！いいや！うん」…へっ？」

藤井「いやイタリアのさ？プレイをさ？笑」

「あー…まぁ、うん」

藤井「なんかないの？笑」

「ない」




そう返せば藤井直伸は馬鹿にしたような表情で俺を見る

…俺ファンじゃないからそんな顔で悶えないから！！

優しくしてくれないと甲斐泣いちゃうぞ！！





藤井「あ、そういえばさ」

「俺メガネ似合うよね？って？うん似合う」

藤井「んなの知ってるよ笑 李さんにさ、ジャンプトスからのクイックやってたでしょ？どうだった？」

「うわぁナルシスト発見！！…んで完璧だよ。さすが李っちゃんだわ。早かったなー、合わせんの」

藤井「なに？李っちゃん？笑」

「東レ高速ラインだっけ？座れ搭乗ライン？学べ合格ライン？走れアンダーライン？」

藤井「お前まじでよくそんなポンポン出るな！笑」

「てか聞いてよナオナオ」

藤井「ナオナオじゃねーよ笑」

「逆に関田にあげたらさ、まじで叩かれた。暴力反対」

藤井「それはお前が悪い！笑」

「不意をつく作戦だろ？！めっちゃ不意をついたじゃん！！リベロがあげてセッターがアタックだよ？！ノーマークじゃん！！」

藤井「思考回路が謎！笑 もう寝て正気を取り戻して笑」





…あぁ！！テレビ終わってるっ！！





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