翼の折れた守護神の下克上

#29 ページ29

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次の日、俺は朝から若干キメキメで飯を食っていた





石川「…あれ？笑」

「やぁ石川くん！」

石川「密着？」

「そう。今日一日オトモアイルーいる」

石川「オトモアイルー？笑」

「テレビだと思うとかしこまるから、俺は冒険に出ると思って一日を過ごそうかなーと」

石川「へぇ笑 いってらっしゃい」

「てててーーん！！」




オトモアイルー(ディレクターさん)を引き連れて東京の街へ出る



D「どちらに行くんですか？」

「まずは髪切りに行きます！！」

D「おっ！よく行くところですか？」

「初めてです！俺いつもイタリアなんで笑 仲良くなったスペシャルサポーターの神山くんに教えてもらいました笑」

D「仲良しなんですか？！」

「何回かインタビューとかで会って仲良くなりました！




そしてまぁおっしゃれな美容室に着いてカットやシャンプーをしてもらう



D「全日本では黒髪の選手ばかりですが、甲斐選手は…」

「あぁ、俺だけ違いますよね笑 地毛なんですよ」

D「見つけやすいって好評ですよ笑」

「まじっすか？ならよかったのかな？笑」





D「バレーボールの質問していいですか？」

「はいどーぞ！」

D「仲良い選手はいますか？」

「仲良し…全日本はみんな仲いいっすけどね。まぁでも祐希とか西田有志、小野寺太志とか歳が近い選手とはまぁ良く喋りますよ」

D「甲斐選手にとってリベロというポジションとは」

「最後の砦、っす笑 バレーボールが大好きな俺が今唯一出来るポジション」

D「最後の砦…」

「飛べない俺が出来るのは、コートに足着いて守ることだけなんで。

まぁ未練はありますよ笑
俺だって攻撃して点とって喜びたいっすもん
スパイカーは点取っても守っても褒められるのに
リベロは点取るのが当たり前、失点するとまぁ非難されるしモチベーション下がる事もありますよ

まぁでも俺バレーボールやりたいから死ぬ気でやりますけど笑」

D「もうすぐワールドカップ が開幕しますけどコンディションなどはどうですか？」

「バッチリです。怪我ないしやる気満々です」

D「スターティングリベロのポジション争いもありますね」

「俺は負けません！笑絶対に俺が主リベロになる！！」

美容師「応援してます笑」

「あざっっす！！笑」





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