全て、甘酸っぱいアオハル味

ジェジュン ページ14

.




「ーーあぁぁ…緊張する…」



楽屋で1人、ステキな衣装に身を包んで歩き回る

手には携帯。流れるのはとある有名な曲




"a whole new world ジェジュン 佐久間A"




オファーを受けた時、かなり衝撃が走った

なぜ私が選ばれたのかなんてわからないし

凄い人と歌うんだ…と何もかも恐縮してしまって。



…でも。



J「貴女の声がっ、すっごくステキでした」

「…え？」

J「musical！見ました、この前」

「あっ、え…あ、ありがとうございます！！」




なんだか人懐っこいタイプのジェジュンさん

歌の先生とジェジュンさんに指導を受けながら

放送日まで頑張ってきた



J「Princess？入って、いい？」

「はいっ…！！」

J「おー、めっちゃキレイじゃん！！」



彼は何故か私をプリンセスと呼びます。笑

恥ずかしいけど、一向に呼び方は変わらない




「ジェジュンさんも、タキシード素敵です！」

J「あっは！笑 そう？ いやぁ知ってたけっどね」

「ふふっ笑」

J「お、笑った」

「えっ？」

J「緊張。しってるかなって思って」

「…凄く緊張してます」

J「大丈夫だよ。僕が隣にいるしっ」




ナチュラルに抱きしめられ、ジェジュンさんの香りに包まれる




ーー本番は、大成功だった。


英語の歌詞も練習通りに発音が出来た

歌も歌えた


それはきっと、ジェジュンさんが優しい顔で見つめてくれたから。


大丈夫だよ、と見守ってくれたから




「ありがとうございました！！ジェジュンさんのおかげです！！」

J「ほんっと、凄かった！！」



握手を交わし、それぞれの楽屋に戻った


背中合わせで離れたはずの貴方がこちらを見ていたなんてしらずに。





끝 이라니 ...(終わりだなんて…)



좋아한다고 말하면(好きだと言ったら)



... 분명 넌 곤란뿐 이군(…きっと君は困るだけだね)





.

志尊淳→←吉沢亮

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す