ぼちぼち、ええじゃないか

間違ってない ページ6

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「ーーあ、高橋くん？今日さ、打ち合わせでーー…」




駅までの移動中、キャリーケース片手に電話をする

相手は今日打ち合わせに参加したと思われるマネージャー



約10分間、決定事項や何の話をしたかとか大雑把に聞いて大体の予想がついた




「ーーあのアホっ…！！」




焦る足は予想以上に早く駅に到着し、一番早い新幹線で東京へと戻る



荷物もそのままにコンビニに寄り、適当にご飯を買ってしげの住むマンションへと入る






「ーーよっ」


重岡「おー、お疲れ。荷物そのまま来たん？笑」


「そっ」




出迎えたのは、いつも通りな重岡大毅


…でも、俺はこいつを家族の次に知っていると思っている



素を曝け出さない。キャラを取り繕う。

気持ちを隠すのが上手いんだよ、コイツ




「飯食った？」


重岡「あー、食った食った。適当に」


「まじかー、じゃあ俺まだやから食わせて」


重岡「えーよ。レンジん場所わかるやろ？」


「おう！」




まずは飯を食って、いつまでも話を聞ける状態に持っていく。





ほぼ流し込むように食べて、ゴミを捨てて。






「ーーしげ」


重岡「んー？なにぃ？」


「会議、どやった？今日の」


重岡「…っ、」





さぁ、話を聞こうじゃないか




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