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彼女の名前を知り、キャンパス内を歩けば今まで聞こえなかった声が聞こえてくる




「わ、今日もめっちゃかわええ」

「うわぁー!付き合いてぇ!!!」

「たまらんよな!あの天使みたいな感じ!」


「望くん、今日もかっこいい!!!」

「ほんっっとに王子様!」

「おしゃれでスタイル良くて背が高くてイケメン!言うことないよね!!!」





この大学内ではめちゃくちゃ有名人だったらしい

歩けば誰もが振り返り、輪の中心におるような2人





「はよー神ちゃん!」





いつのまにか、一緒に過ごすようになった。





「"お、はよう" …合ってる?」

「合ってんで神ちゃん!勉強したん?」

「よかった…本、買ってさ。挨拶くらい出来んとあれかなって」




のんちゃんと喋っていれば、トントン…と肩を叩かれて



"おはよう"



そうAちゃんの手が動く。





「はよー小瀧ぃ神ちゃんAちゃん!」

「ったぁ!!!しげ!!!叩くなや!!!」




俺は本を買って頑張るタイプ。
しげは逆に、雰囲気で解決するタイプらしくて
Aちゃんの肩を叩き、よっ!と挨拶をした




「小瀧さ、今日サークルくんの?」

「んー…行こっかな。"A、今日サークル行ってもええ?…あ、ほんまに?ありがとう"


ええって!」



ほんとうに絵になる小瀧姉弟の手話

手話で簡単に会話が出来てしまう関係が羨ましかった




…よし、俺も手話の勉強頑張ろ




"…トントン"




「ん?…携帯?」




彼女が携帯を差し出した、
画面には小瀧とのトーク画面が出ていて





"よかったら、連絡先教えて?これならお話出来ると思って"





と、吹き出しに書いてあった






「お、おっけ!」






手で丸を作り、少し派手な携帯カバーがついた携帯を差し出す

そして彼女の連絡先が俺の携帯に登録される。




"…にこっ"




また、心拍数が上がった気がする




「おーい!!!はよ来んと遅れんでぇ!!!」

「うっさぁぁあ!!!しげ声デカいねん!!!」

「小瀧に言われたないわ!!!」





なんて声が聞こえてきて、彼女の手を取り走り出す

白くて細い、綺麗な手

隣を走れているだけで幸せだった

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みこ(プロフ) - まりんさん» こちらも読んでくださってるんですね!ありがとうございます!!!期待に応えられるように頑張ります! (2019年5月18日 23時) (レス) id: c6a330bc5b (このIDを非表示/違反報告)
まりん(プロフ) - 面白いです!更新楽しみにしてます! (2019年5月18日 21時) (レス) id: b59f2ee03b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みこ | 作成日時:2019年5月17日 14時

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