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"美味しい!!!本当に美味しい!"

"うまっ!たまらんな!"




放課後訪れたカフェ

若い子で賑わう中、俺たちはただにこにこ笑いながらパフェを食べていた




たまに口の前に運ばれるスプーン

どうやら彼女は間接キスに慣れているらしく、平気で食べ物をシェアしてくれる

最初はちょっぴり切なかったけど、今は嬉しい気持ちのが強かったりする

それは彼女にとって俺は気持ちを分け合いたい対象だと認識できたから。




"ご馳走さまでした。ありがとう智洋!連れてきてくれて"

"いえいえ!喜んでくれる顔が見たいだけやから"





関係も、一歩二歩と進んだ気がする。

2人でドライブに行ったり、名前で呼んでくれたりして。





「ーーあっ、"ちょっと待って!望から、電話だ"」





道路の端で立ち止まり、望からの電話に出る

…左手は、彼女と繋がったままで。





「あー神ちゃんごめんっ!俺さ、今から出かけなあかんくなってさ!帰り22時くらいになりそうやねん!神ちゃん予定ある?」

「今日?ないない、なんも無い」

「じゃあさ、神ちゃん家にA匿っといて!」

「お、わかった」





電話を切り、ポケットにしまってAの顔を見る





"望、今日遅いんやって"

"そうなの?"

"やから、Aちゃんが平気やったら俺ん家におる?1人よりはええやろ?って望が"

"望は過保護だなぁ。。じゃあ、お邪魔しようかな?"

"よっしゃ!なら晩御飯は神山特製の鳥南蛮やな"





結んだ手を解く事無く家に帰る

初めて我が家に入るA

…あれ?部屋綺麗やったっけ?俺洗濯干して畳んだやんな?




"…どうしたの?百面相してる"

"部屋、汚いかも"

"大丈夫だよ、気にしないで?流星の部屋で見慣れてるから"





流星の部屋で見慣れてる…ならまだいけるな。

あそこまでちゃうし。

一緒重くなった足取りは再び軽くなり

片道10分がとても楽しかった







「ーーあー、やっぱりちょっと散らかってるわ」





ソファにAを座らせ、散らかった服を洗濯機にいれる

そしてオレンジジュースをコップに注いでテーブルに





「"ごめん散らかってて。とりあえず飯の用意するから寛いでて"」





テレビをつけ、字幕を出してからキッチンに立つ

冷蔵庫の中身と睨めっこしてると…





ーートントン…




"智洋、私も手伝う"





長い髪を束ねたAがすぐそばに立っていた

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みこ(プロフ) - まりんさん» こちらも読んでくださってるんですね!ありがとうございます!!!期待に応えられるように頑張ります! (2019年5月18日 23時) (レス) id: c6a330bc5b (このIDを非表示/違反報告)
まりん(プロフ) - 面白いです!更新楽しみにしてます! (2019年5月18日 21時) (レス) id: b59f2ee03b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みこ | 作成日時:2019年5月17日 14時

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