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「ーー避けられてる?」



返事がないまま次の日、いつものように大学に行った

流星と会って話した。のんちゃんにはジュースもらった

…でも、しげはなんか怒ってるっぽかったし

なにより…




「…休んでるんか?」




彼女の姿を見かけない

この曜日は必ずここですれ違ったはずやのに。





「…あ、なぁ、小瀧A来てる?」




たまたますれ違い、2人とよく一緒に歩いてる子に聞いてみる




「Aちゃんですか?来てましたよ!」

「あ、ホンマに?全然会われへんからさ」

「さっきまで一緒におったんですけど…すみません」

「いや、ありがとな!」




間違いない、避けられてる。

原因は多分あれしかないよな






「とーもー!!!」




こいつ。ミカしかおらん





「なに?俺今忙しい」

「えー?そんなこと言わずにぃ!」

「要件は?」

「今日こそカラオケ!行こ!」

「行かん。なんなら今後俺にベタベタせんといて」

「…えっ?」

「好きな子おんねん。ミカの気持ちは有難いけどさ、答えられんから。
申し訳ないからあんまりキツイ事言いたなかったけどさ、もう限界や。」




完全に八つ当たり。しょーもない小さい男。
でも抑えられんくて




「智洋?なんで…?」

「誤解、されたない。好きな子だけに優しくしてたい。
ごめんな。答えられへんくて」

「…Aさんが好きなの?」

「ミカには関係ない」

「…あんな子、智洋には相応しくないっ!!!

智洋の声聞こえないくせにっ!!!
ギターも、その歌声も聞こえないくせに!!!

あんな子と付き合ってもっ!!!幸せになんかなれないっ!!!」




周りが見てくる

それでもミカは口を閉ざさない





「1人じゃなんも出来ないのにっ…!!!ウチのが早く智洋に出会ってたの「ーーいい加減にせぇ!!!」」




「相応しいとか、相応しくないとか。誰が決めたん?
なんで他人が決めつけてんねん。なんで関係ないやつにそんなん言われなあかんねん!

耳が聞こえへんのがそんなに悪なんか?ダメなんか?
自分に無いものがあるやつ下に見て楽しいん?何様やねん


おれはお前を心底軽蔑する。


まじで名前も呼ばんといてくれ」




そう汚い言葉を吐いてその場をあとにする


まさか、その現場をしげと丸山先生がみていたなんて知らんかった。

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みこ(プロフ) - まりんさん» こちらも読んでくださってるんですね!ありがとうございます!!!期待に応えられるように頑張ります! (2019年5月18日 23時) (レス) id: c6a330bc5b (このIDを非表示/違反報告)
まりん(プロフ) - 面白いです!更新楽しみにしてます! (2019年5月18日 21時) (レス) id: b59f2ee03b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みこ | 作成日時:2019年5月17日 14時

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