WESTの8人目は頭のネジが一本足りないかもしれません

☆ ページ46

「ーーそ、うですか」



すすり泣くメンバー。顔面蒼白な俺と照史




"ジャニーズWEST AA 活動休止"

"意識不明の重体"




「ライブどうするん。」


「無理やろ」


「ーーやるで」


「は？淳太なに言ってんねん」


「やからやるって。こいつの想いを無駄にしたらあかん」



マネージャーから受け取った鞄から出てきた何枚もの紙

そこには構成やら衣装やらがたくさんまとめてあって

"絶対いいライブにする！！！"

でっかい文字でそうかかれていた
ーーやるしかないやん



「せっかくのドームやのに…」




意識が戻らないまま数日が経った

覇気のないメンバーに喝をいれるのは

Aと1番仲がいい神ちゃんやった


泣きはらした目でおった昨日とは違い、目はギラギラとしていて

Aに見せたかったわ、ほんまに



テレビやラジオの出演などをいつも通りこなして

急ピッチでライブ構成を考え直す


「なぁ、最後の曲さぁ」


「ん？」


「あいつの作った曲にしようや。"all my love"に」


「…そうしよか」



関西ジュニアもあいつが作った"キャンパス"を披露するらしい




そしてジャニーズWESTとして呼ばれた音楽番組

登場し、ダンスナンバーを歌いあげて用意された楽屋へ戻ると



「ーー皆さんっ！！！Aさんが目を覚ましたって！！！」

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