第45話 イケメン審神者のデートの誘い ページ3
皆さん覚えているだろうか、蓮という審神者を。
初の演練の時に会場にいた、一際目立っていた男の審神者にして、ナンパ野郎かと疑った人物でもある。
連絡先を交換したのは良かったが、あれ以来何もなかったので存在自体を忘れかけたのはいうまでもない。
あ「……え、私宛？」
こ「はい、左様でございます！」
燭「手紙、か……まぁ珍しい事でもないよね」
鶴「どうせ政府の役人からのなんだろう」
歌「というより鶴丸、君はいつまでここに居座る気かい？」
ガミガミと白太刀と歌仙の口論を聞き流しつつ、手紙の表を見てみた。
【親愛なる死神様へ】
おい、親愛もクソも無いんだが。
そう思いつつも、書いてある宛名は間違いなく私への物で……とりあえず読んで返事を書けばいいか。
そう思いつつ朝餉作りを続行し、食べてから私は自室へと戻り、こんのすけから貰った手紙を開け開いた。
便箋も私の好みを知ってんのか？、と言いたくなるくらいの淡い綺麗な色で思わず目が半眼になる。
あ「えーと、親愛なる死神様へ、」
【親愛なる死神様へ
お久しぶりですね、見習いの仕事は如何なほどでしょうか？連絡先を交換したっきりで、挨拶なども出来ずに申し訳ない限りであります。
差し支えなければ、○月☆日の今日の午後2時にお茶でもしませんか？貴女とお話がしたいですし、乱も逢いたがっていますし……
一応、私の本丸のIDを書いておきますので、返事は来るか否かで判断させて頂きます。
何卒、宜しくお願い致します。
蓮より】
あ「…………、」
ちょ、おいおい…○月☆日って今日じゃん⁉
いつ届いたやつなんだよ？ん？今日？今日書いて今日届くの？……手紙ってそんなに即行で届くものなの？
めんどくさいから行きたくはないが、乱が会いたいって言ってるし……
悶々と考えていれば、トントンと戸を叩く音が聞こえ開けた襖から光忠と鶯丸がやってきた。
……めっちゃ意外な組み合わせで驚いた。
鶯「何だ見習い、複雑な顔をしているな」
燭「どうかしたの？」
あ「それが……」
そっと手紙を彼らへと見せた。口で説明するより手っ取り早いからだ。
流す様に読んでは、鶯丸は茶をずずっと啜った。
燭「……なるほどね」
鶯「見習い、お前が行きたいのなら行けばいいさ」
あ「…随分と楽しそうな顔をしていますね」
鶯「ん？面白いものが見れそうだなとな」
複雑そうな光忠に楽しげな鶯丸。
取り敢えず私は、先日の礼も兼ねて行くことに決めたのだった。
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鏡花水月 - 色んな意味で見習いちゃん好きw (2022年9月13日 20時) (
レス) @page21 id: ae0b8a4349 (このIDを非表示/違反報告)
はるかかなた(プロフ) - 好みドストライクです！鶴さんの暴走楽しみにしてます！( *´艸) (2021年1月20日 13時) (レス) id: 7585a0f391 (このIDを非表示/違反報告)
ハイキュー大好き！！(プロフ) - 続きがとても気になります！！更新頑張ってください！！ (2020年12月25日 0時) (レス) id: 2d39102061 (このIDを非表示/違反報告)
MAI(プロフ) - 久しぶりに更新されていてとても嬉しいです！毎回楽しく読ませてもらってます。 (2020年6月5日 3時) (レス) id: 6e9a0782a5 (このIDを非表示/違反報告)
狼夢 - 素敵な小説をありがとうございます!!続き楽しみにしてます!!更新頑張ってください。 (2019年3月11日 20時) (レス) id: 65f6f3d763 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：祇王 | 作成日時：2018年5月24日 22時
