第54話 見習い終了日まであと6日 ページ12
審神者から現世にて羽を伸ばせた言われたその翌日の朝。早々に薬研に叩き起こされた。
薬「失礼するぜ見習い(ガラッ)」
あ「いや、それ開けながら言うセリフじゃない」
幸いお着替えシーンではなかったので別にいいんだけれど。見られても慣れてるしいいんだけどね？
あれっ、私女としてどこか欠けちゃってる？
薬「中庭で大将が待ってるぜ」
早すぎんだろ！
いま何時だと思ってるんだ、朝の5時だぞ5時！
心の中でツッコミを入れていれば、眉を下げ苦笑を零す薬研。
薬「今まで色々あったんだ。楽しんできてくれよ？あぁ、土産も期待しておくぜ」
あ「はい、期待して待っててくださいね」
着替える為に薬研を追い出し、テキパキと荷物をまとめては麗華の待つ中庭へと向かった。
既に準備を終えている麗華と、現世の服に身を包んだショッキリーヌと大倶利伽羅の姿が。
………ちょぉぉっと待て。
審「おはようございます、さて行きますよ」
あ「あ、あの？私一人では？」
審「一人では危ないから、問題なさそうな二人を用意したんですけど？」
問題大アリだわ。
見ろよ、リアル男子と刀剣男士の顔面偏差値を‼
大倶利伽羅はキャアイケメンって済むかもしれないけどさ、お隣にはマダムキラー光忠がいるんだぞ⁉
それを街中に召喚してみろ、ある意味そこらが真っ赤になるわ。
燭「僕と伽羅ちゃんは現世経験があるから、それで候補に挙げられたんだ」
大「見習い、美味いものを食べるぞ」
お前は食い物目当てかい！
ま、今時の現世の料理は美味しいからねぇ。
一人くらい要注意人物がいても、一人くらいならどうにかできるし何なれば大倶利伽羅さんもいるし……うん、きっと大丈夫だろう！
あ「よろしくお願いしますね、御二方」
審「さて、今から送ります。見習いさん、楽しんできてね」
あ「はい」
にこりと笑みを湛えて、私達3人は現世に送り込まれた。転送先は西暦2018年だそうで、場所は定かではないが高層ビルやらが多く建ち並び、車などの交通機関が多く走っている。
街の道のど真ん中に…なんて他人からすれば超次元的な事は流石になかった。
何処かのビルの裏側の人通りのない小道に降り立つ。
燭「無事到着、だね」
大「まずは宿屋だな。この付近のホテルを主がとっているらしいが」
あ「待って泊まり⁉」
燭「あれっ、聞いてなかった？一泊二日、短い慰安旅行だって話だよ」
それを聞いて何故か疲れが襲う。
……これ、慰安旅行になるの、か？
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鏡花水月 - 色んな意味で見習いちゃん好きw (2022年9月13日 20時) (
レス) @page21 id: ae0b8a4349 (このIDを非表示/違反報告)
はるかかなた(プロフ) - 好みドストライクです！鶴さんの暴走楽しみにしてます！( *´艸) (2021年1月20日 13時) (レス) id: 7585a0f391 (このIDを非表示/違反報告)
ハイキュー大好き！！(プロフ) - 続きがとても気になります！！更新頑張ってください！！ (2020年12月25日 0時) (レス) id: 2d39102061 (このIDを非表示/違反報告)
MAI(プロフ) - 久しぶりに更新されていてとても嬉しいです！毎回楽しく読ませてもらってます。 (2020年6月5日 3時) (レス) id: 6e9a0782a5 (このIDを非表示/違反報告)
狼夢 - 素敵な小説をありがとうございます!!続き楽しみにしてます!!更新頑張ってください。 (2019年3月11日 20時) (レス) id: 65f6f3d763 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：祇王 | 作成日時：2018年5月24日 22時
