第31話 護るがために ページ32
あ「みなさん‼‼」
駆けつけたいのに、目の前の敵が邪魔をして来る。
ギリギリと刃同士が咬む音が聞こえる。
あ「あのーすみません、そこどいて貰えませんかコノヤロー」
敵はうんともすんとも言わずに、ガァ‼と唸り声に似た声を出しては力任せに刀を振るう。
私はさっと避け飛び退き、体制を整える。
あ「言葉が通じねぇのかくそったれが」
私の口調が元に戻っている事は気にしない。今は敵を殺すよりも彼等を守らないと。だが、守る為にと言えど、彼等は既に深傷を負っている。
国「うがっ……、」
兼「国広っ、てんめぇ‼‼」
どうやら国広刀剣男士が重傷を負ったらしく、中傷の兼さん刀剣男士は怒り任せに大太刀と一対一で戦っていた。
私の目の前には太刀、そして残りの敵は投げるもん投げた後、こいつらに負けない速さで短刀へと向かっていく。
あ「やばっ、」
兼「見習い‼此奴ら、ただの検非違使じゃねーぞ‼‼」
互いに鍔迫り合いになりつつ、兼さん刀剣男士は大声を張り上げる。
兼「重傷の奴らは見逃すのが彼奴だ‼だが、重傷関係なしに俺達を折りに来てやがる‼‼」
あ「なっ、」
彼の言葉に驚くも、現に重傷の短刀や国広刀剣男士へ刃を振るいに向かおうと現在進行形でしているじゃないか。私は歯を食いしばり太刀の刃を払い除け、瞬歩を使いつつ担当の元へと走る。
薙刀が既に彼等のところに到着し攻撃している。どうにか食い止めようとしているが、力の差は歴然。短刀達はもろにくらい、地へと伏せていく。ギリギリのところで薬研が立っているが、薙刀の背後には既に槍勢が控え………
数秒後には短刀達に突き刺さってしまう。
目の前が真っ白になり、残る霊圧を乗せて飛び上がり第二波を繰り出そうとしている薙刀の首を切り落とした。
だが、槍勢の攻撃は止まらない。防ごうにも間に合わない。
………いや、間に合わせるんだ。どうにかしてでも。
薬研が駄目だと目を瞑ったと同時に、幾つもの刃が肉を抉る音がした。
薬「(…あれ、痛みが来ない？何故だ)……なっ……」
薬研が絶望感溢れる顔をしている。
イケショタよ、そんな顔をしちゃ駄目だぞ。
あ「……よか…った、ゴホッ」
薬「な、なんっ……」
あ「…る、……わたし、が、……護る」
薬研が驚くのも無理はない……
私が身体を楯に彼を庇い、槍三つをもろにくらい身体を貫通している。普通の人なら即死レベルだ。
彼等を折らせない、その一心しか無かった。
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ミコ(プロフ) - ♂ｒｅｏｎ♀さん» 本当に何でしょうね？笑笑 当時の自身が如何に語彙力諸々無かったかよく分かりますね。爆笑ものですな (2018年7月4日 13時) (
レス) id: 58e7a2fac9 (このIDを非表示/違反報告)
♂ｒｅｏｎ♀(プロフ) - この世のものとは到底思えないほどの美貌と力ってなんだよｗｗｗｗｗｗ草ｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ (2018年7月2日 16時) (レス) id: d13ee7ed1c (このIDを非表示/違反報告)
ミコ(プロフ) - レイガ さん» (見てますよ、漫画全巻揃えてアニメも見ました) (2017年8月29日 13時) (レス) id: d4f16a7607 (このIDを非表示/違反報告)
ミコ(プロフ) - からさん» ありがとうございますっ、頑張りますね^_^ (2017年8月29日 13時) (レス) id: d4f16a7607 (このIDを非表示/違反報告)
レイガ - とてもいいです。(もしかして「裏僕」見てます？) (2017年8月28日 19時) (レス) id: 031079d19f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミコ | 作成日時：2017年6月17日 15時
