第30話 見習い、戦う ページ31
私の行動に五虎退はきょとんとするも、がくがくと怯えながら縋る様に私を止める。
五「見習いさんっ、」
あ「大丈夫です、私も戦います」
兼「はぁ⁉⁉お前は人間なんだぞ見習い！」
あ「そうですね」
兼「じゃねぇよ‼‼俺達は手入すりゃ元に戻る！だがお前は命に関わる！下手すりゃ死ぬぞ‼」
あ「わかってますよ、でも大丈夫」
大丈夫、だなんて本当は口だけだ。
あの白のくそったれ刀剣男士に見事にぶっ刺されたところがズキズキと痛む。それに、霊圧を抑え人に近付くために薬を飲んでいる。
今私が頼れるのは、わずかな霊圧と長らく培ってきた剣術と感覚だ。
だが、それさえあれば十分。
あ「行きますよ、兼さん刀剣男士様！」
兼「んなかっこわりぃ名前じゃねぇぞ‼っておい！」
あ「どうにか、食い止めますよ‼」
ざっと地を蹴り私は敵陣へと攻めていく。
兼さん刀剣男士はと言うと舌打ちをしながら、仕方ねーなと文句を垂れつつ、国広刀剣男士と共に敵へと向かって言った。
敵も私達が攻めて来るのを見計らい、大太刀と太刀が動いた……ってあれ、なんか相手機動早くない？
私の疑問に二人も思ったのか、怪訝な顔をする。
基本大太刀が一番遅く短刀が早い。
そう一般常識的という事を政府の役人から教わったのだ。しかし見てみろ、戦力で一番早いだろう国広刀剣男士より早……え？
あ「…っそ‼‼」
ガギンと音を立て迫ってきた太刀を反射的に受け止めた。……あの距離をほぼ一瞬と言っていいほど早く迫ってきていた。
受け止めただけでもわかる、敵が予想を斜め上を通り越すような強さだという事が……。
この強さ、彼よりも上なんじゃっ……
そう思うも束の間、動いていない他の敵は何やら弓矢を構えさらにでかい石を持ち、狙いを定めるように構えていた。
その光景に私達は愕然とする。
定める先は、軽傷の短刀達。これを浴びれば、重傷になるほかない。
国「くっ、兼さんいくよ！」
兼・国「「二刀開眼‼‼」」
必殺技を出し敵を攻撃するも、まるで何ともないと言わんばかりに持ち前の刀を振るっていた。
ヤバい、あの子達が‼
あ「ちっ、邪魔だ‼‼」
やけくそで太刀を払い除けたと同時に身を翻し、短刀達の元へと向かおうとするも機動おばけかコノヤローと言わんばかりに回り防ぐ敵。
攻防戦を繰り広げていたその時、強烈な弓矢と投石が放たれ、避けることが叶わなかった短刀達は大きく傷を負ってしまった。
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ミコ(プロフ) - ♂ｒｅｏｎ♀さん» 本当に何でしょうね？笑笑 当時の自身が如何に語彙力諸々無かったかよく分かりますね。爆笑ものですな (2018年7月4日 13時) (
レス) id: 58e7a2fac9 (このIDを非表示/違反報告)
♂ｒｅｏｎ♀(プロフ) - この世のものとは到底思えないほどの美貌と力ってなんだよｗｗｗｗｗｗ草ｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ (2018年7月2日 16時) (レス) id: d13ee7ed1c (このIDを非表示/違反報告)
ミコ(プロフ) - レイガ さん» (見てますよ、漫画全巻揃えてアニメも見ました) (2017年8月29日 13時) (レス) id: d4f16a7607 (このIDを非表示/違反報告)
ミコ(プロフ) - からさん» ありがとうございますっ、頑張りますね^_^ (2017年8月29日 13時) (レス) id: d4f16a7607 (このIDを非表示/違反報告)
レイガ - とてもいいです。(もしかして「裏僕」見てます？) (2017年8月28日 19時) (レス) id: 031079d19f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミコ | 作成日時：2017年6月17日 15時
