KILL OR DIE

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ヒナちゃんが仕事に行った後、隆ちゃんに電話をかける

忠「もしもし隆ちゃん？」

隆「どうしたん」

忠「ちょっと相談やねんけどさぁ」

隆「ヒナちゃん？」

忠「うん、俺さ、ヒナちゃんのこと好きやねんか」

隆「知ってたよ」

やっぱばれてたんや

忠「ヒナちゃんは全然振り向いてくれへんやん」

隆「うん」

忠「今までもそれが当たり前やったし頑張ってきたんやけどヒナちゃんに好きな人ができたことなんかなかったねん」

隆「好きな人ってそのヴァンパイア？」

忠「そう」

隆「ほんまに好きなんかな？」

忠「わかんねん、俺に向けられてた感情とは違う感情がそのきみたかってやつには向けられてることが」

隆「ヒナちゃんもたっちょんに好意は抱いてると思うんやけど」

忠「そうやで、間違いなく好かれてるよ、友達として」

言いにくそうに沈黙が流れる

忠「ずっと分かってたことやったよ、でもあいつなんかと一緒になったって幸せになれるわけないやんか、ヒナちゃんが幸せになられへんねやったら応援できへん」

隆「そうやな」

忠「ごめん、それだけやねん、誰かに聞いて欲しかった」

隆「たっちょんも、ヒナちゃんも俺にとってめっちゃ大切な存在やし2人がくっついて幸せになってくれることが一番嬉しい、だから俺はたっちょんを応援してるよ」

忠「うん、ありがと、じゃあね」

隆「うん、ばいばい」

電話が切れる
言いたいことを言ったら少しだけスッキリした気がする
隆ちゃんは優しい

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