KILL OR DIE

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家に帰ると電気が付いている
明日は日曜日

なぜか嫌な予感がする

玄関を開けると見たことない靴が4足と丸の靴がきれいに並べられてる

そういうことか…

ジャケットをかけてネクタイを緩めてリビングに入ると机の上には豪華な食事
ソファにちっちゃいのんが3人座って床におっきいのん2人が座ってる
ていうかこれ俺1人で食べられへんやろ

忠「あ、ヒナちゃんおかえりー」

章「お邪魔してまーす」
亮「よお！」
す「どうも」
隆「久しぶりー」

男6人が集まって暑苦しい部屋

雛「はぁ…」

長い夜になりそうや

机には豪華な食事
ていうか、大量のレバーの焼肉にほうれん草のおひたし、アサリの味噌汁、千切りのキャベツ
机の端に広げられた「鉄分」やら「貧血防止」とでかでかと書かれた山積みのサプリメントと薬局の袋
そこから覗くゴムの箱

何する気やねん…
ていうかあいつら食べ合わせっちゅうもんを知らんねん
たつしっかりせえよ
たつがレシピ考えたらもっとまともなもんになったやろ！

こんなおかしな状況やと誰かに当たらずにはいられないのは仕方ないと思うねん
手を洗ってきて料理に手をつけ始めるとりゅうと亮がやってきて俺の食べてるとこを見つめてる
ソファに座ってる○○と章まで俺の方をチラチラと見てる
たつが1人だけドヤ顔でテレビ見てるのに思わず吹き出す
いつも興味津々なくせに笑

雛「落ち着かへんわ、見んとってや」

亮「それって美味しいん？」

雛「まぁ、普通に美味しいよ」

隆「固形のものって飲み込めるん？」

雛「噛むからな」

隆「へぇーー」

亮「食べ物は唾液とか胃液とかの消化液っていうやつが分解するんやって」

忠「そうなんや、知らんかった」

亮「お前学校行ってたんちゃうんか」

忠「だって眠かったんやもん」

す「贅沢なやつやな」

忠「ほんまやな笑」

まぁ、人に囲まれながらワイワイしてるのを見ながら食べるのも意外と悪くないねんけど

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