KILL OR DIE

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満面の笑みでヒナちゃんの話をするたつはめっちゃ楽しそう

忠「でな、ヒナちゃんが俺の料理うまっ！って言いながら食べてくれんねん」

隆「ほんまにたっちょんはヒナちゃんのこと好きやなー」

忠「可愛いし」

さらっと何でもなさそうに話すけどほんまに好きなくせに

忠「あっ、」

俺の方をニヤニヤと見てくる

忠「俺らさ、ヒナちゃん上がってきても何もせんとテレビ見とこ」

隆「え？」

忠「で、ヒナちゃんがおねだりしてくるの待とうや」

隆「えぇー、でも俺めっちゃお腹すいてんねやけど」

忠「いいやんちょっとくらい、絶対可愛いって」

隆「ほんまにこーへんかったらどうするん？」

忠「その時は襲えばいいねん、あ、来た、冷静にやで」

隆「うん」

何でもなさそうにスウェットでバスタオルで頭をがしがし拭きながらヒナちゃんが出てくる
お風呂上がりでいつものスーツよりちょっと幼い感じで可愛い
それに、美味しそうな匂い
お茶を美味しそうに飲み干して俺らの方をチラッと見る

雛「じゃあそろそろ寝るわ、テレビと電気消しといてや」

忠「うん、おやすみー」

テレビの方を見て一切振り向かずにおやすみっていうたっちょんすごいなぁ
俺なんかめっちゃお腹すいてんのに

ヒナちゃんがリビングを出て行く

隆「やっぱ行っちゃったで」

忠「もお、りゅうちゃんちょっと黙ってて」

寝に行ったと思ってた信ちゃんがバスタオルだけ置いて戻ってくる
キッチンでなんかゴソゴソしてる

ていうかテレビを見るたっちょんの真顔がめっちゃ怖いんやけど

ヒナちゃんが焼酎を入れたコップを持って狭いソファの俺とたつの間に座る

忠「あれ？ヒナちゃん寝るんじゃなかったん？」

雛「いや、明日休みやしちょっとゆっくりしてもええかなーって」

ソファの上に三角座りになって両手でちびちびと飲む
あかん、アルコール混ざったヒナちゃんの匂いとか我慢できへん

ヒナちゃんがたっちょんの方にもたれる

雛「たつ明日仕事なん？」

忠「うんう、普通に休みやで」

雛「そうなんや」

たっちょんの太ももに手を置くヒナちゃん、なんか、この対決面白いな
足元が落ち着かないヒナちゃん
ちらっと覗き込むとズボンの上からでもたってるのが分かる

これは勝負がつくのも時間の問題かな？

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