KILL OR DIE

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忠「今日さ、りゅうちゃん来て料理みんなでしようと思うんやけどどうかな？」

雛「うん、ええんちゃう」

珍しく休みになった土曜日の朝、のんびり朝ごはんを食べているとたつが提案する

雛「そんな急に言うてりゅうの予定空いてんのかな？」

忠「空いてなかった2人でやればいいし、それにりゅうちゃんいつでも暇やから笑」

雛「失礼やな笑、りゅうに怒られるで笑」

忠「ええの笑、怒っても怖ないし」

朝ごはんを食べて食器洗いをしている間にたつが雨やから部屋に洗濯物を干してりゅうに電話をして約束する

忠「2人で買い出し行こ！材料ないし」

雛「そうやな、何作るん？」

忠「うーん、カレーとかどう？作り置きできるし」

雛「そうやな！」

忠「じゃあ行こっか、確か玉ねぎは残ってるし鶏胸が冷凍されてたから、それでいっか、ご飯は冷やご飯あるからチンして、よし」

雛「ばーって着替えてくるわ！」

忠「はいはーい」

デニムシャツにカーディガンを羽織ってチノパンを履く

雛「そういえばシャンプーなくなりそうじゃなかった？」

忠「そうやな、詰め替え買おっか」

外に出ると湿った生暖かい春の空気

忠「小雨みたいやし邪魔になるから傘ひとつでいっか」

雛「そうやな」

たつが家から持ってきたおっきめの紺の傘を持ってエレベーターで下に降りる
歩いて10分ほどのところにあるスーパーを目指す
たつが傘を差してくれてその中に入る

雛「俺持とか？」

忠「いいよいいよ、大丈夫」

雛「いや、俺手ぶらやし笑」

忠「じゃあ一緒に持つ？」

たつの手が持ちやすいように少し下に降りてくる

雛「なんでやねん笑」

忠「だって持とか言うから笑」

雛「2人で持ったら持ちにくいだけやろ笑」

忠「いいやん、新婚さんみたいで楽しいやん笑」

雛「なんでたつと結婚せなあかんねん笑」

確かに雨の中で相合傘しながらスーパーに向かう男二人組ってどう見えてるんやろな笑
どうでもいいことを話してるとスーパーに着く
傘をビニールに入れてたつがカゴを持って店内に入る

迷うことなくまっすぐ右手のフルーツの香りの充満する野菜コーナーに進んでテキパキと人参とジャガイモとブロッコリーとレタスとトマトをカゴに入れる

雛「あ、いちご美味しそう」

忠「ほんまや、丁度安いし買っとこか」

雛「たつ買い物慣れてるなぁー」

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