KILL OR DIE

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昨日の夜のことを思い出してたつに電話をかける

雛「あ、もしもしたつ？」

忠「ヒナちゃんからかけてくるなんて珍しいなぁ、欲求不満？」

朝から絶好調すぎるたつ

雛「違うわ変態」

忠「ごめんごめん笑、どうしたん？」

雛「昨日さ、夜中に目覚めたら男がおってん」

忠「なに？夜這い？」

雛「頼むからそっちから離れてくれるか？」

忠「ごめーん笑」

雛「めっちゃ綺麗なやつやったし色白かったからヴァンパイアやと思ったんやけど」

忠「惚れたん？」

雛「…」

まあ綺麗やと思ったけどんな訳ないやん、ないよな？
あの綺麗な横顔が脳裏から離れへんだけで

忠「ごめんて笑、で、どうしたん？」

俺が呆れたと勘違いしたたつが慌てて笑いながら謝る

雛「あぁ、今食べるにはもったいないって言って何もせんと帰って言ってん、それに目ぇ光らんかったし」

たつが少し考えているような間が空く

忠「…もしかして、もしかしたらやねんけど純粋なヴァンパイアかも知らへん」

雛「純粋？」

どういう意味？

忠「俺はクウォーターやろ？クウォーターがおるってことはハーフもおるし、そのオリジナルもおるやんか」

雛「あ、そういうことか」

忠「えっと、覚えてるかな？1ヶ月前くらいに起きた女性の遺体が結構近所の山で発見された事件」

結構1週間くらいそのニュースが放送されてた気がする
結局何も進展なくて気づいたらニュースからなくなってたような

雛「あぁー、なんかあったなぁー」

忠「被害者の人がさ、俺が美味しそうやなと思って目ぇ付けてた人やってん」

雛「うん」

忠「俺の唾液には毒が入ってるやろ？」

雛「そやな」

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