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たっちょんごめん
ヒナちゃんに悪魔は取り憑いてないけど中身は僕でごめんね
重くなってだらんとしたたっちょんの身体を窓際に運んだ
カーテンの隙間から差し込む光の強さから晴れてることを確認する
横たわった自分の身体も引きずりながら運んでたっちょんの少し横に並べた
2人に比べると小さいヒナの身体ではかなりの重労働だったが25°Cのエアコンのおかげで汗をかくことはなかった
「たっちょん、嘘ついてごめんな、約束破ってごめん、愛してるって言ってごめん」
ヒナの身体が自分よりもかなり小さいことをたつに抱きしめられながら確認していた。
「2人はもう天国におるんかな?俺も早くそっちに行きたい、ちょっと痛いかもしれんけどこれくらいなら我慢できる」
2年間つけっぱなしだったエアコンのスイッチを切った。
「今からそっちに行くね」
自分の身体とたっちょんの身体が倒れているのを見ている状況が少し面白かった
自分の身体を俯瞰で見ることなんてなかなかない経験だ
カーテンを開くと日差しが差し込んできて焼けるような激痛が走った。
痛みに耐えてフラフラしながらたっちょんと隆平の身体の間にヒナの身体を寝転ばせた
幸せだった
日差しの差し込む床に寝転ぶ3人の顔は、まるで河原の草原に寝転んでるかのようにそれぞれ幸せそうな笑顔を浮かべていた
終わり
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misuzu(プロフ) - オリフラ外してください。 (2017年6月27日 17時) (レス) id: 06d2977927 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:コーヒー豆雛子 | 作成日時:2017年6月24日 14時