[銀魂]覚えていてね。3[坂田銀時]

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腹ごしらえもしたところで、私たちは朝集合した部屋に再び集まっていた。

それぞれ集まった情報を共有するためだ。

「今日1日、ご苦労だった。みんなが集めた情報を報告してくれ。まずはトシから。」

「ああ、俺たちはクロユリに属する奴を1人捕えることに成功した。事情聴取では何も話してないそうだ、これからまた行ってくる。
俺たちは以上だ。」

「そうか。俺とザキは前にお咲ちゃんに怪我をさせた男に事情聴取を行った。」

ああ、そういえばそんなこともあったな。

新八くんや神楽ちゃんはそのことを知らなかったらしくて、すごく心配そうなめで私を見つめた。

「あいつは金で雇われたらしい。
もともと侍だったらしいんだが廃刀令で行く宛てもなくフラフラしてたところ“ユウ”と名乗る男に声を掛けられたらしい。」

ユウ、か。それがきっとあいつのことなんだろう。

朝明夢香もクロユリの仲間なんだろうか。

でも、そうなると朝明夢香が攫われたことが可笑しくやさなる。理由はなんだ。目的は？

「俺たちも1人、そのクロユリ？か、その組織の仲間を捕まえたんだが同じように何も話さねぇ。」

「…そうか。やはり難航しそうだな。」

「お咲、あんたが事情聴取を担当したらどうでィ。」

「え、私？」

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