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「A、伏黒!」

「硝子ちゃん、」

「遅れてすまない、大丈夫か?」

「はい、俺は何とも。」

「私も、大丈夫。」

「後のことは警察に任せてある。呪霊にも理解がある部署の奴らだから、任せておけば大丈夫だ。今日はもう帰るぞ。」

例の悟くんと声が似ている生徒は恵が空いてる教室に寝かせてきた。もちろん教師にも報告してある。

だから私たちがここにいる必要はもうない。

「行けるか、A。」

「うん、大丈夫。」

恵の手が優しく私の肩に触れる。きっと彼女の返り血で汚れているだろうに、それも構わないといった様子で私の肩をしっかり抱いた。

校門のすぐ前で待っていてくれた伊地知さんの車に乗り込む。

「伊地知、出来るだけ早く高専に帰れるように頼む。」

「分かりました。」

車に乗り込み、数十分。私のスマホに着信があった。

ディスプレイを確認すると悟くんからのようだ。

「誰だ?」

「悟くん。」

「そうか。私に貸してみろ。」

大人しく言われた通りに硝子ちゃんにスマホを渡す。

「もしもし、五条か。出張はもう終わっただろ。Aが大変な目に合ったんだ、秒で帰って来い。以上。」

帰ってきたスマホをまたポケットに仕舞い、私は恵の肩に凭れかかり目を瞑った。

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shinox2(プロフ) - 更新ありがとうございます!! (2021年10月6日 0時) (レス) @page31 id: 947326f28f (このIDを非表示/違反報告)
ハナ - すいません誤字ってしまいました...これからも頑張ってください! (2021年8月14日 14時) (レス) id: a20e372e06 (このIDを非表示/違反報告)
ハナ - 前回の作品から来ました!めっちゃ続き楽しみです!これからも頑張ってくださ!!応援してます (2021年8月14日 14時) (レス) id: a20e372e06 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:巫女@桜 | 作成日時:2021年8月13日 0時

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