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「はい、どうぞ。」

「おお!これはすごいなあ。」

「悠仁は料理上手なの。」

「そんなことないよ。」

満更でもなさそうに笑う悠仁。可愛らしい、犬みたいだ。

私は思わず彼の頭に手をやり数回撫でた。今日の夜ご飯はハンバーグ。

無駄に椅子の多いダイニングテーブルもようやく活躍するときが来たようだ。

私も手伝いはしたが悠仁がメインで作った夕食はザ・男飯といった感じでとにかく量が多い。

今日は私以外全員男子だし、余計に多く感じる。

しかしまあ、彼らはあっという間に平らげてしまうのだろうけど。

手を合わせ、いただきますと気持ちの良い挨拶をしてくれた彼らは目の前のご飯にがっついた。

相当お腹が減っていたのか、何か話すわけでもなく静かに食べる。いつもこうなら、北さんももう少し苦労せずに済むのかな、なんて。

でも彼らから騒がしさを取っちゃったら何も残らないか。

「どったのA、お腹空いてない?」

「そんなことないよ。美味しい、ありがとね。」

「そか、ならいーけど。」

「…にゃんかさ、」

口一杯にご飯を詰めてもぐもぐと口を動かしながら私たちの方を見つめていた侑が声を出した。

「夫婦みたいやな。」

「やめて。」

「違う、けど、そんな真っ向から否定されんのも傷つくな…。」

「あ、ごめ、そんなつもりはなくて!」




どぷっ、

二重の夜→←。



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shinox2(プロフ) - 更新ありがとうございます!! (2021年10月6日 0時) (レス) @page31 id: 947326f28f (このIDを非表示/違反報告)
ハナ - すいません誤字ってしまいました...これからも頑張ってください! (2021年8月14日 14時) (レス) id: a20e372e06 (このIDを非表示/違反報告)
ハナ - 前回の作品から来ました!めっちゃ続き楽しみです!これからも頑張ってくださ!!応援してます (2021年8月14日 14時) (レス) id: a20e372e06 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:巫女@桜 | 作成日時:2021年8月13日 0時

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