消えたマネージャー ページ30
side Atsumu
「なあ、聞いたか?5組の斎藤の話。」
「ああ、入院してるらしいな。」
「あの家に肝試し行ってからちょっとおかしくなってもうたらしいで。」
「まじか!」
5組の斎藤と言えばお調子者として割と有名な人物。今回も話のタネを探すとかで肝試しに行ったんやろ、どうせ。
少し気になる話ではあるけど、俺はそれよりも気になることがある。
後ろの席、もう何日も顔を見ていない友人。
部活のマネージャーでもあるこいつはもうずっと学校に来ていなかった。
担任はまるで最初からいなかったかのように森本の話はしなかった。
誰に聞いてもはぐらかされるか知らないと返されるかのどちらかで真相は全く分からない。
着たくないから学校に来ていないのか。来れない理由があるから来ていないのか。
そういえば森本が来んくなったのって丁度俺があのボロ家の話をした辺りからやな。
まさか、あいつも行ったんとちゃうやろな。
突然ぽん、と嫌な予感が頭を過り背中に変な汗をかく。
いや、あいつに限ってそんなことはない、はずや。
大丈夫、大丈夫だと自分を落ち着け納得させる。そうや、今日の放課後あいつの家まで行ってみたらええ。
そしたら多少不安も解消されるやろ。
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shinox2(プロフ) - 更新ありがとうございます!! (2021年10月6日 0時) (レス) @page31 id: 947326f28f (このIDを非表示/違反報告)
ハナ - すいません誤字ってしまいました...これからも頑張ってください! (2021年8月14日 14時) (レス) id: a20e372e06 (このIDを非表示/違反報告)
ハナ - 前回の作品から来ました!めっちゃ続き楽しみです!これからも頑張ってくださ!!応援してます (2021年8月14日 14時) (レス) id: a20e372e06 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:巫女@桜 | 作成日時:2021年8月13日 0時