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「なあ狐崎、お前お人好しも大概にせえよ。」
「いきなり何よ。」
「さっきの人らにバレー教えてるやろ。あんだけの仕打ちを受けといてそこまでする理由は何や？」
「侑、言い方があるやろ。」
「お前やってそう思うやろ。」
部活の帰り道、角名くんたちと別れた後三人になった私たちに突然侑くんが言い出した。
治くんも止めてはいるが一応、と言った感じで本音は私が彼女らに協力する理由を知りたそうにしている。
「何か誤解してない？」
「は？誤解？」
「私がバレーを教えとるのはあくまで私の中学時代とは無関係の先輩たちだけ。後輩が教えてって言いに来ても断ったよ。」
「そんな義理、狐崎にはないやろ。」
「確かにそうかも。せやけど私にいままで散々嫌がらせしてきた奴らが、私の持ってる力全部を教えてるところを指くわえながら見てるの、めっちゃおもろいやん。」
私はバレーに関してはそこそこの能力があると思っている。
それはたくさんの練習を、研究を、努力をしてきたから言えることだ。
その能力を教えるに値する人だけに使う。まあ。誰でもそうだろう。
後輩たちには私がそう思えないのだから、今後も一切教える日は来ないだろうと思う。
いわば、私の小さな仕返しだ。
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山さん - 俺だったら夢主ちゃんみたいに優しく出来ないなぁ……ええ子や……絶対俺だったら暴言言っとる…… (2021年10月10日 22時) (
レス) @page22 id: a9954d5378 (このIDを非表示/違反報告)
アキネコ - 真柴白さん» 待ってます (2021年8月8日 20時) (レス) id: 15b517afd7 (このIDを非表示/違反報告)
真柴白 - 何回も涙が溢れて来る作品ですね･･･。イジメに関しては、自分も学生時代あったから分かるし、自分の周りに男子が居ると女子からの視線・やっかみ・悪口･陰口とか、色々な事されて来たので作品を読んで号泣でした。更新待ってます!!! (2021年8月7日 4時) (レス) id: 2566c936e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：巫女@桜 | 作成日時：2021年7月30日 19時
