勝負 ページ7
『や、やあ佐野くん…?』
マ「うーん、佐野くんじゃなくて、万次郎って呼んで」
『マ…万次郎クン』
マ「クンいらない」
『マ、マ、万次郎』
マ「よろしぃ〜
なあA。オレと勝負しろよ!」
『な、なんで?圭ちゃんとしなよ』
マ「え〜今日場地いねぇし、オレAと1回勝負してみてぇんだよ〜。A強いんだろ?なんか噂まわってるよ。」
『ツツツツツ、強くはないよ…とは言いきれん。一応本気でやってるからね。でもそうゆう万次郎こそすごいって聞いた。』
聞いたんじゃなくて、この目で1回見たんだけどね。
マ「まあ、オレ天才だからっ」フフンッ
自分で言うんだ…クスッ
マ「…笑ってる顔可愛い」
『…え?』
マ「可愛いっつってんの!ほら!早く勝負すっぞー!」
『…』ボッ
私の顔はまた赤くなってしまった。
けど気を取り直して、
『うん、本気でいくよ?』スッと真面目な顔で答えた。
マ「オレも手加減はしねぇよ?」
お互い顔を見合って勝負は始まった。
タッ…トンッ…パシッ…ドンッ…
お互い1歩も引かない。
それを見てる道場の皆は大盛り上がり。
ワー!スゲー!ミキイケー!マイキークンモイケー!イイゾイイゾー!ワー!
と決着のつかない勝負に、最後、
マ「…ほっ…と」…スッ
蹴りをいれられそうになり、避けようとすると
『わっ!』フラッと床に倒れそうになった瞬間。
スッ…トンッ
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作者名:みこ | 作成日時:2021年9月11日 14時