強制席替え ページ21
朝のHRをし終わり、席が離れてしまった万次郎とドラケンの方へ行こうとすると、ほぼクラス全員が私の机に押しかけてきた。そうすると皆口を揃えて
「「「ねぇねぇ!Aちゃんと友達になりたい!!」」」
『あ、えっと、もう皆名前知ってるわけだし、友達じゃないの?』
「「「ほんとに!!わーい!もっと話したい!何話す!どーするどーするー!Aちゃんはこっちのグループに入って!!いや!こっちでしょ!」」」ガヤガヤワイワイ
ど、どーしよう…早く万次郎とドラケンのとこ行きたい…
『ごめん皆ありがとう!!でもできればさ、多数より少数で話しかけてきてくれると嬉しいかな。あとグループっていうの興味無い。皆と仲良くしたいし』
「「「はっ」」」皆黙って、ソウダヨナ…オレワタシタチガマチガッテタ…
みんなが固まってる間に私は万次郎とドラケンの席に向かった。
『よっ!席離れちゃったね…』ショボン
マ「だなー、オレAの後ろがよかったー。ケンチンもそう思うだろ?」
ド「まあなー」
『え、なんで?』
マ「後ろからちょっかいだせるから、あ!そうだ!席変えてもらおっ!…おいそこのAの後ろの席のお前とお前。席変わってくんね?」
と私の後ろの席に座ってる2人の男の子の方に歩いていった
「え、なんで…?」
マ「Aの後ろがいいから。変わって。」
「は、はい…」
マ「よぉーし!今日からAの後ろー!ケンチンもここ座れよー!変わってもらった!」
ド「はぁ…おまえってやつは…」
『ごめんね…』と言うと、いえ大丈夫です!!と2人の男の子は違う席についた
マ「今日からAにちょっかいかけほーだいっ」と私の髪をくるくる指に絡ませる
ドキドキ…
『もう!ほんとに万次郎は自分勝手』と嬉しいけどいつものように嫌なフリをした。
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作者名:みこ | 作成日時:2021年9月11日 14時