ポアロで会いましょう【安室透】2

電話3 ページ10

Aside

咄嗟に安室さんの腕を掴んじゃった。
細いと思ってたけど、筋肉質なんだ…。
すると頬にあった手がするりと顎に移動した。

咄嗟に何するかすぐわかった。
恥ずかしくて、咄嗟に添えた手はそのまま。

そのまま近づいてきた安室さんはそっと私に口付けした。



「…ごめん、今日するつもりじゃなかったのに、君が可愛すぎて」と口の前に拳を作って目を逸らす。

そんな安室さんに釘付けになってしまった。
私に照れてくれてる安室さん。

「そんな見ないでください」
私をチラ見しながら少し顔が赤い安室さん。
『…見ちゃいますよ。…そんな顔されちゃ』

また私を見てふっと笑う安室さん。
どうしよう、幸せだ…。


「明日もポアロには来ますか？」
『…うん、行こうかなと思ってます』
「じゃあ今日食べたケーキをアレンジして真似してみますので、是非」
『わぁい！楽しみにしてますね！』

「じゃ、おやすみなさい」
『おやすみなさい…』

安室さんは車に乗ると戸締りはしっかりしてくださいよ！って言って帰って行った。

はぁ、…幸せだ。

幸せすぎる…


明日が来るのも楽しみになった。

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