検索窓
今日:9 hit、昨日:45 hit、合計:40,391 hit

電話2 ページ9

しばらくして、車のエンジン音が聞こえてきた。
着いたのかな…?

すると、スマホが鳴る。
安室さんからメールで"着きました"の文字。


ガチャ、と玄関を開けるとラフな白いTシャツにグレーの薄地のスウェットにポケットに手を入れて車に寄りかかってる安室さん。
ひぃ〜…、かっこよすぎる。

はっ、待って私の今の格好…。やばい、こんな格好で大丈夫か…!?お風呂上がりにジェラート◯ケの長袖に半パンのもこもこパジャマ。

こちらに気づいた安室さんは片手をあげる。
あ〜…着替えりゃよかった。

そう思いながらサンダルを履いて少しかがみながら安室さんの元に駆け寄った。


「…っ」
私を見るなり、目を逸らす安室さん。
見苦しいですよねごめんなさい…。泣きたい…


『ご、ごめんなさい着替えたらよかったです…』
「いや…、可愛すぎる」
そう言って目を逸らしたまま口元を手の甲で隠す安室さん。

そんなこと言われて。
体中熱くなっちゃって。

『安室さんは…何してもかっこいいです』
「こら、あまりからかうんじゃない」
そう言って笑いながら私の頬をむにっと摘んだ。

『ちょっ…』
安室さんの腕を掴んで思わず真っ赤になる。




安室side


着いたと連絡をすれば、短い短パンで出てくるAさん。胸元もいつもよりざっくり空いてる服に目のやり場をなくす。

すると僕は何をしてもかっこいいなんて言うから、ほっぺをつまんでやった。そんなことをした自分を今憎む。
真っ赤な顔、摘んだせいでぷっくりする唇、咄嗟に僕の手を掴む萌え袖とやらの小さな手。

咄嗟に頬にある手を顎に滑らせた。

『…っ!?あ、むろ、さん…』
今から何をされるかわかったAさんは目が泳いでる。

僕はAさんに、触れるだけのキスをした。

電話3→←電話1



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (35 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
128人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

はー - ずっと気になってたのですが、工藤由希子ではなく、工藤有希子ですよ?別作品も字が違って気になってました。すみません。 (5月5日 15時) (レス) @page43 id: 2d5b6ee402 (このIDを非表示/違反報告)
リュウ - 質問です!安室さんはなんで夢主ちゃんの好きな人は誰か悩んでいるんですか?確か夢主ちゃんは1のときに車で告白しちゃいましたよね? (2月4日 21時) (レス) @page4 id: 6792b0e39f (このIDを非表示/違反報告)
つくね(プロフ) - 飛鳥さん» わ〜!!感謝感激でございますー。゚(゚´ω`゚)゚。!楽しみだなんて、嬉しい限りです!ありがとうございます! (6月25日 12時) (レス) id: ba622fddf3 (このIDを非表示/違反報告)
飛鳥 - この作品 とっても気に入りました‼ 毎日楽しみにしています❕ (6月25日 12時) (レス) @page25 id: 819c42dd5d (このIDを非表示/違反報告)
つくね(プロフ) - Lalaさん» コメントとても嬉しいです…!励みになります〜!!私自身ももう書きたいことがありすぎて…ぽんぽん書いて行きたいと思ってます…。ありがとうございます(*゚∀゚*) (6月24日 23時) (レス) id: ba622fddf3 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:つくね | 作成日時:2023年6月22日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。