検索窓
今日:17 hit、昨日:45 hit、合計:40,399 hit

電話1 ページ8

「それはそうと…連絡先、きいていいですか?」
『もちろんです』

私たちは電話番号を交換した。

「これでいつでもAさんの声が聞けますね」
『それはこっちのセリフですって』

「また電話…かけてもいいですか?」
『いつでも待ってます』





その日は、そのまま自宅に送ってもらった。



ベッドにダイブしてクッションを抱き枕にして、今日のことを考えて1人できゃーきゃー転がる。
安室さんが私のこと好きだなんて、嘘みたい…。


そんなことばかり考えてると、スマホが鳴った。

…?こんな時間に誰だろう。
スマホに表示されていたのは、今日登録した"安室さん"と言う文字。

えぇっ…や、やばい。
『ン"っ…ン"ン"!!!!』
咳払いをして深呼吸する。


恐る恐る通話ボタンを押した。

『も、もし…もし』
「やっと出てくれましたね」

ひぃー…!!家で安室さんの声が聞ける日がくるなんて。

『ご、ごめんなさいお風呂入ってて』
なんて咄嗟に嘘ついてみる。本当は30分ほど前に入ったんだけど。


「ははは、いいですよ。声が聞けて嬉しいです。って、今日会ったばかりですけど」
『わ、私も…録音したいくらいです』
「録音って!全く…君って人は」

またスマホ越しに笑ってる安室さんの声。

「おかしいな、今日会ってさっき別れたばかりなのにもう会いたいんです」
『…そんなの私もです。』

声聞くと余計に会いたくなる。
好きすぎて、胸が苦しくて。いっぱいだ。


「…我慢できないな」
『へ!?』
「今から行ってもいいですか?」

『う、うそ…でも明日ポアロ早いんじゃ…?』
「顔を見たらすぐ帰ります」
『…わ、わかりました。待ってます。』
「はい、待ってて下さい」

電話を切った。え、今から会えるの?

嘘みたい…。
今日1日が全部夢みたい。


私は安室さんがうちに来るまで待った。

電話2→←デート10



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (35 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
128人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

はー - ずっと気になってたのですが、工藤由希子ではなく、工藤有希子ですよ?別作品も字が違って気になってました。すみません。 (5月5日 15時) (レス) @page43 id: 2d5b6ee402 (このIDを非表示/違反報告)
リュウ - 質問です!安室さんはなんで夢主ちゃんの好きな人は誰か悩んでいるんですか?確か夢主ちゃんは1のときに車で告白しちゃいましたよね? (2月4日 21時) (レス) @page4 id: 6792b0e39f (このIDを非表示/違反報告)
つくね(プロフ) - 飛鳥さん» わ〜!!感謝感激でございますー。゚(゚´ω`゚)゚。!楽しみだなんて、嬉しい限りです!ありがとうございます! (6月25日 12時) (レス) id: ba622fddf3 (このIDを非表示/違反報告)
飛鳥 - この作品 とっても気に入りました‼ 毎日楽しみにしています❕ (6月25日 12時) (レス) @page25 id: 819c42dd5d (このIDを非表示/違反報告)
つくね(プロフ) - Lalaさん» コメントとても嬉しいです…!励みになります〜!!私自身ももう書きたいことがありすぎて…ぽんぽん書いて行きたいと思ってます…。ありがとうございます(*゚∀゚*) (6月24日 23時) (レス) id: ba622fddf3 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:つくね | 作成日時:2023年6月22日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。