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さようなら4 ページ24

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「少し落ち着きましたか?」

「…はい、すみません。取り乱してしまって」



昴さんは私に暖かい紅茶を淹れてくれた。


「何があったか教えてくれませんか?」

「…こんなこと言って、そんなことでって思われちゃうかもしれないんですが…」

「…」



昴さんは何も言わずに静かに聞いてくれた。









「…そうですか、辛かったですね」

私は付き合っていた恋人に別れを告げられたことを昴さんに話した。


「好きな人がいるって言われてしまって…」

「…きっとAさんにはもっと素敵な人が現れますよ」



…もっと素敵な人、か。
安室さんより素敵な人なんて現れるのかな。

紅茶にうつる自分の顔は泣きすぎて化粧崩れしてボロボロだった。




こんな私、そりゃ振られちゃうよね。


「…昴さん、ありがとうございます。なんだか…ちょっとだけ、元気になりました」

「それはよかった。またいつでもいらしてくださいね。僕でよければ…」

そう言って顔をグッと近づける昴さん

「…っ!」
「いつでも、慰めてあげますから」

「は、はい…ありがとう…ございます」

玄関先でぺこ、と会釈して昴さんと別れた。






はぁ、…頑張ろう、私。




そう思いながら歩いてると

「あれれー?」

この声は…

「どうしたのAお姉さん!最近見かけなかったけど、元気?」

コナン君だった。


「久しぶりだね、コナン君は元気?」

「うん!」

「どこかお出かけ?」

「博士のところにちょっとね」

「そっか…。じゃあ、またね」



「…蘭姉ちゃん、心配してたよ?」

「…元気だよ、って伝えてくれる?…私は大丈夫だから」






コナンside




大丈夫だから

そう言うAさんの目は腫れていて

…今まで泣いていたんだろう。




「ねえ。安室さんと何かあった?」

「…なんでそんなこと聞くの?」

「最近ポアロに来ないなぁと思って。それに…安室さん、最近疲れてるみたいで仕事ミスばっかりなんだー、なんかあったのかなと思ってさ」





Aside



仕事ミスするほど上の空なの?

その"好きな人"を想って。



「…そうなんだね。忙しいだけよ。じゃあね」





私が去ると、コナン君は顎に手を当てて考えてたけど…

安室さんのことは心配だけど、もう私に心配する権利はない。

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はー - ずっと気になってたのですが、工藤由希子ではなく、工藤有希子ですよ?別作品も字が違って気になってました。すみません。 (5月5日 15時) (レス) @page43 id: 2d5b6ee402 (このIDを非表示/違反報告)
リュウ - 質問です!安室さんはなんで夢主ちゃんの好きな人は誰か悩んでいるんですか?確か夢主ちゃんは1のときに車で告白しちゃいましたよね? (2月4日 21時) (レス) @page4 id: 6792b0e39f (このIDを非表示/違反報告)
つくね(プロフ) - 飛鳥さん» わ〜!!感謝感激でございますー。゚(゚´ω`゚)゚。!楽しみだなんて、嬉しい限りです!ありがとうございます! (6月25日 12時) (レス) id: ba622fddf3 (このIDを非表示/違反報告)
飛鳥 - この作品 とっても気に入りました‼ 毎日楽しみにしています❕ (6月25日 12時) (レス) @page25 id: 819c42dd5d (このIDを非表示/違反報告)
つくね(プロフ) - Lalaさん» コメントとても嬉しいです…!励みになります〜!!私自身ももう書きたいことがありすぎて…ぽんぽん書いて行きたいと思ってます…。ありがとうございます(*゚∀゚*) (6月24日 23時) (レス) id: ba622fddf3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:つくね | 作成日時:2023年6月22日 20時

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