ポアロで会いましょう【安室透】2

"バーボン"1 ページ16

あれから数日後。


組織として動く日。

携帯には「vermouth(ベルモット)」の文字。

「…はい…、はい。わかりました、向かいますよ」


呼ばれた先はまたもノックを排除するという仕事。

ノックを排除するのはだいたいキャンティとコルンだ。



だが今回は違った。
僕とキールがノックだと疑われた。
…まあ実際ノックなんだが。


某倉庫に閉じ込められ、キールと共に手を縛られる。

「ノックだと言う証拠は？」

「…てめぇらがネズミだと言うことはわかってる」

「待ってジン。なんで彼らがノックだと思うの？」
vermouth(ベルモット)が止める。

「一度怪しいと思えば消す。それだけだ。まずはてめぇだ。バーボン」

ダン！



弾は僕の左肩に命中した。

「…っ、」
「…待って。私はノックじゃないわ！ジン！」

キールは本気で殺されると思ったのか少し焦っている。

「仲間を見殺しにするのか？」
「彼がノックかどうかは知らない！でも、私はノックじゃない！！」

ジンが銃を構えた瞬間、照明が落ちた。

咄嗟に自分の手錠をピッキングする。
キールも自分で逃げたようだ。

どうやら赤井秀一が勢いよくドアを開け、僕たちが外に逃げたように見せかけたようだ。



その後、ジンとウォッカの会話により組織の動きがわかった。
…にしても、この肩をどうにかしないとな。
撃たれた場所が熱い。どくどくと流れる血。

早く止血しないとまずいな。


一度自分の車に戻り、応急処置をした。




その後、ノックだと言うことは後にコナン君のおかげで疑いが晴れた。





だが…このまま組織にいれば、僕はもちろん
僕に関わっているAの命も危ない。










(※純黒の悪夢と同じような内容でちょっと真似しましたがこのあと観覧車は転がりません←)

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