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"安室透"3 ページ15

それから数日が経った。


今日は久しぶりにAさんと会う日だ。
ここのところ公安とバーボンの予定が多く、ポアロにはシフトを急に変更してもらったりばかりした。


Aさんの家で待ち合わせするため、迎えに行く。

着きました、と電話をかけると小走りで駆け寄ってくるAさん。



「お久しぶりです…」
とはにかむAさん。

相変わらず可愛い。
今日も髪をアップにしていた。美人度が増すな…。


車を走らせながら久しぶりに話が弾む。


「安室さんは私の年上ですから、もう敬語なんて使わないでください」
なんて言う。じゃあ恋人同士なんだから、敬語はなくそうかって話をした。
…でもかれこれ半年ほどか、ポアロに通ってる彼女にいきなりタメ口は違和感がある。

「あ!あと私のことも"さん"つけずに呼んでくださいね」

「わかったよ、A」
と言うとボッと顔を赤くする。

「自分で言ったくせに」って言うと
「あ、安室さん…意地悪です」って顔を隠してたけど。


「僕のことも名前で呼んでくれ、あと敬語もなし。」
「う、うん、わかった…!!!名前は…また、もうちょっと敬語なしに慣れたらにして…」

「仕方ないなぁ」


「…ところで安室さん、どこに向かってるの?」

安室さんは、重い口を開く。
「…僕の友人に、会ってもらおうと思ってさ」





Aside


そう言う安室さんは、どこか寂しげで。
友達に会わせてくれるんだ、って楽しみだった。



けど、

着いたのは自分の想像してた180度違う場所。
お墓だった。



「あ、安室さん…ここって…」
「…うん。デートにこんなところ連れてきてごめん。でも、…どうしても会わせたくて」

そう言う安室さんは、寂しそうに微笑んだ。



「…元気か?今日は僕の恋人を連れてきた。自慢しにな」
って、お墓に向かって話すものだから


「…っ、…っく…」

「なんで君が泣くんだ」

そう言ってそばにきて、涙を手で拭ってくれた。




「だって…こんな大切な場所に…」





安室side


なんでAが泣くんだ…

僕のことを一つずつ教えていこうと、その一つ目が友達に会わせることだったが…Aには辛い思いをさせてしまったな。




青い空を見上げた。
な?良い彼女だろ?…松田

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はー - ずっと気になってたのですが、工藤由希子ではなく、工藤有希子ですよ?別作品も字が違って気になってました。すみません。 (5月5日 15時) (レス) @page43 id: 2d5b6ee402 (このIDを非表示/違反報告)
リュウ - 質問です!安室さんはなんで夢主ちゃんの好きな人は誰か悩んでいるんですか?確か夢主ちゃんは1のときに車で告白しちゃいましたよね? (2月4日 21時) (レス) @page4 id: 6792b0e39f (このIDを非表示/違反報告)
つくね(プロフ) - 飛鳥さん» わ〜!!感謝感激でございますー。゚(゚´ω`゚)゚。!楽しみだなんて、嬉しい限りです!ありがとうございます! (6月25日 12時) (レス) id: ba622fddf3 (このIDを非表示/違反報告)
飛鳥 - この作品 とっても気に入りました‼ 毎日楽しみにしています❕ (6月25日 12時) (レス) @page25 id: 819c42dd5d (このIDを非表示/違反報告)
つくね(プロフ) - Lalaさん» コメントとても嬉しいです…!励みになります〜!!私自身ももう書きたいことがありすぎて…ぽんぽん書いて行きたいと思ってます…。ありがとうございます(*゚∀゚*) (6月24日 23時) (レス) id: ba622fddf3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:つくね | 作成日時:2023年6月22日 20時

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