ポアロで会いましょう【安室透】2

"安室透"1 ページ13

「…風見か。今すぐ僕と合流してくれ」





今日は公安の仕事。



犯罪者を追っているが手こずっている。



風見も同様追っていたが、犯罪者を見逃してしまったようだ。


…まだそんな遠くには行ってないはず。

Bluetoothイヤホンで風見に指示を送る。

「発見したぞ、援護を頼む」

"わかりました"





対象を追うも相手もなかなか手強い。

走ってあまり目立っても面倒だ。



「…っ！？」

なんでAさんがここに…
目を疑った。いつもいないはずのAさんがいる。
接触は避けよう。




デパートに逃げ込んだ対象。

…動き辛いな。





Aさんと鉢合わないよう、慎重に動く。



"降谷さん、対象は2Fです。"

エスカレーターを見上げるとそこに居る。


「わかった、急行する」



それだけ行って対象を見逃さないよう走る。
　




…！？
対象にばかり目がいき、
Aさんとすれ違ったような気がした。







エスカレーターを上がってすぐ、対象捕獲。
「風見、来てくれ。」

"はい、今すぐ"




その後風見が捕獲し、連行された。


「…ふぅ」


今すぐここから離れよう。
さっきのを見られていたら言い逃れできない。


急いでデパートを離れた。

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