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59. ページ10
Aさんは救急隊員の話によると、左足首の骨折と、頭を強く打ったそうだ…
今は処置も終えて個室に移動して落ち着いて眠ってる。
…大事に至らなくて本当によかった。
爆発で亡くなる人を…これ以上見たくない。
何時間経ったか、僕はずっとAさんのそばに着いていた。
その間、中村さんや警部さん、その他警察官の皆さんが様子を見に来たりした。
Aさんの瞼がぴくり、と動く。
「？！Aさん！」
Aside
長い長い夢を見た気がする。
お母さんとお父さんが私と手を繋いでる。
だけど、2人ともどこか寂しそうな顔をしていて
"戻っておいでA"
"まだ会う時じゃない、こっちにはまだくるな"
…
＿＿＿＿＿＿＿＿
気づけば病院のベッドだった。
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作者名：つくね | 作成日時：2023年6月20日 12時
