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58. ページ9

「降谷さん、逃げて!!!」

その言葉とともに見上げる。
見上げた途端、カッと一瞬明るくなって、爆発した。


爆風で吹き飛ぶAさん…

地面に叩きつけられた。


「Aさん!!」
すぐに駆け寄って上体を起こす.

「…降谷、さん、無事ですか…?」
…何でこんな時に僕の心配なんだ。


頭から血が流れている。手足も傷まみれだ。


「いいから自分のことを心配しろ!」






それからAさんの返事はなかった。




すぐに救急車と警察が駆けつけ、Aさんはその場で応急処置をされた。現場のことを詳しく話し、開かなくなったパソコンエリアの部屋は警部たちによって慎重に取り壊された。



「こちらの女性搬送します!どなたかご同行願います」

駆けつけた中村さんが探偵行ってください、と言ってくれたのでついて行くことになった。

Aさんは両親を亡くされていて兄弟もいない。僕がついていてやらないと…




救急車は車を出した。

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作者名:つくね | 作成日時:2023年6月20日 12時

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