心を逮捕されました。2【降谷零】 (ページ7)

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私はそのまま自宅により、降谷さんを拾って爆破予告されている小学校へ向かった。

＿＿＿＿＿＿＿＿

バタン、

車を閉め、小学校に入る。

「小学校って言っても、広いですから探すのに苦労しますね…」
「ええ…。じゃあ私は3Fから見ていきますので、降谷さんは1Fからお願いします」

「くれぐれも。気をつけて」

そう言って軽くハグしてくれた。
ふわ、っと香る降谷さんの匂い…。

また鼻の奥がツンとして視界が少しぼやけた。

爆弾がどれくらいの規模かわからないけれど周囲に住んでる方の命だってかかってる。
急がなきゃ。

3Fまで駆け上がった。

１部屋ずつ見て行く、怪しそうなゴミ箱の中、ロッカーの中、机の中…くまなく探す。

音楽室、視聴覚室、ここにもなかった。

図書室…ここは探すのに時間がかかる…ゆっくり見ていこう…

すると、定期的に音のする機械音…。
耳をすますとどうやらこの本棚の置く…ここからみたいだ。本を少しずつ避けてみる。

最後に横に置かれた本を退けると、そこには物々しい爆弾があった＿＿＿＿

「まずは一つ目…か」

すぐ降谷さんに連絡しよう。

降谷side

！Aさんから電話だ。見つかったのか？

「もしもし。」

"ひとつ図書室から見つけました。解体作業に移ろうと思います…"

「…気をつけて。何かあればすぐ呼んでください」

"はい"

数分後

またAさんから着信だ…

「どうしました！？」

"解体完了、次行きます"

…なんて速さだ。同期の松田も爆弾解体は上手かったが…Aさんも松田と同じくらい早いし的確なのか…？

そんなことを考えながら職員室を探していると、ピ…ピ…ピ…と音がする。

犯人は何個仕掛けてるんだ…。

すぐさまAさんに電話し、解体作業にうつった。