心を逮捕されました。2【降谷零】 (ページ41)

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番外編〜強気な彼女〜ページ41

零の世界に来てもう１ヶ月が経った。
零の世界では零の部屋に泊まらせてもらってて。

初めは恥ずかしくて仕方なかったけど、2人で一つの布団に寝てる。

結局あれからキス以上をしてこない零。
毎日一緒に寝てるのに。
そんなある日の夜。

どうせ今日も何もなく寝るんだろうな。
そう思って布団に先に横になる。

「…？零、寝ないの？」
横になって私に背を向ける零に問いかける。

「いや、」
そう言って一緒に横になりに来た。
…と、思った。

私の視界は零とその上に天井。
「…？どしたの？」
突然のことにびっくりする。

「今日、…いいか？」

その言葉の意味はすぐわかった。
ぶわっと全身に熱がこもる。

「あ、…うん。いい、よ」

私が返事をすると、私の頭を優しく撫で、
おでこにキスを落とした。

そのまま唇にキスを落とす。
だんだん深くなって、歯列をこじあけてぬるっと舌が入ってくる。
まだキスに慣れない私は、息の仕方が下手くそで。
すぐに苦しくなって零の胸を軽く押す。

いつもは離してくれる零。
でも今日は＿＿＿

深くキスをする零についていけなくて

「んっ…ふ…んぅ」
と声が漏れる。

すると、お腹からするっと手が入ってきて。

「…っ」

「A、愛してる」

その夜、MAISON MOKUBAに甘い声が聞こえたとか。

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

「うぅう〜…腰痛い〜！！もう零のばか！」

「…いつもは強気なAなのに、夜は可愛い声出すんだな」

「…な、な、な…！！！！！」
みるみる顔が赤くなるA

「ははは、好きだよ。」

「…もう、私も。」

愛してるよ。