心を逮捕されました。2【降谷零】 (ページ35)

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次の日

退院するまでAには僕の自宅で待っててもらおうと思い、昨日風見に僕の自宅まで送らせた。

僕も退院の準備が終え、病院を後にした。

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Aside

"とにかく今晩ここで過ごすのはバレるとややこしい。風見、Aを僕の自宅まで送ってやってくれないか"

そう零は言って、私はひと足先に零の自宅に送ってもらった。

「では、自分はここで失礼します」
風見さんは軽く会釈して帰って行った。

えーと…ここだ。
預かった鍵を差し込む。

ガチャ…

「わんわんわん！！！！」

「っわぁ！！！」

そ、そういやわんちゃん飼ってたって言ってたよね…

「か、可愛い…」

でも知らない人間がきたら怖いよね…

「ごめんね、零は明日帰ってくるの。今日は私しかいないんだけど、悪いやつじゃないから…」
そうハロに伝えた。

しばらくは吠えられてたけど、徐々に近づいてきてくれて。
1時間もすれば、尻尾を振ってきてくれるようになった。

「可愛いなあ、ハロ」
「わう！」

その日は言われた通りハロにご飯をあげて、私はハロと一緒に眠った。