心を逮捕されました。2【降谷零】 (ページ4)

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あの後、私と降谷さんでカレーを食べて。
お風呂もいつも通り私が先に入り、後は寝るだけ。

でも降谷さんはソファで寝ようとしていた。

「あれ？恋人同士になったのになんでそっちで寝るの？って顔してますよ」
ソファに腰掛けた降谷さんに言われた。

「なんっ…そ、そんなことないです思ってないです！」
ぶんぶん首を振って否定する。

「ははは、冗談です。おやすみなさい」

「…おやすみなさい」

くっそぅ、イケメンの余裕なの？
こんなドキドキしてるの私だけ、か…。
　

同じ部屋に居るだけなのに…

想いを伝えた、それだけでこんなに緊張するなんて。

…明日も仕事なんだから、寝なきゃ。
私は降谷さんが居る方ではない方を向いて眠りについた。

降谷side

寂しそうにこっちを見るAさん。
少し意地悪く言えば顔を真っ赤にさせた。

でも寝る場所は今まで通りにしよう。

でないと、理性が持たない…。Aさんを傷つけかねない。こんなに好きになった人だからこそ、大切にしたい。

そう心に決めた。