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結局うちまで車で帰り、一度車をうちの駐車場に停めてからバーに歩いた。
今日はバタバタしたから１杯飲もうよと言うA。何気にAと飲むとは初めてだったから楽しみだ。
カウンターに並んで座る。
何になさいますか？とスーツを着たバーテンダーに聞かれる。
「んー、じゃあバーボンソーダをお願いします」
「A、飲めるのか？」
「残念ながら私お酒大好きなの」
とウインクしながら言うA
てっきり可愛いカクテルを頼むのかと思った。まあ見た目通りAらしい。
「じゃ、同じのをお願いします」
「零もバーボン？」
「はは、そうそう。」
…向こうの世界ではなかなか聞けない台詞だな。
乾杯、と言ってグラスを合わせる。
カラン、と鳴る氷が今日のバタバタした1日を忘れさせてくれる。
「…はぁ、疲れたね」
「今日は疲れたな」
ぐ、っと飲み干したAはバーボン
「今日は飲もうよ！零！いつもお疲れ様」
「ふふ、そうだな。お疲れ様、A」
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「っだから、中村にさ、あたし言ってやったんよ」
何杯飲んだだろうか。僕も、Aも。
数えきれない程飲んでる気がする。
お酒は強い方だが正直ほろ酔い状態だ。
もう顔にも出てるし飲みすぎだ。
「もっとしっかりしなさーいってさぁ！！」
「ちょ、声大きい。飲みすぎだ」
「零お酒強いねぇ！私より強い人初めて見たよ！！」
「だから声大きいんだ、A、そろそろ出よう」
え〜もう？と言う千鳥足のAを支えてバーを出る。
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作者名：つくね | 作成日時：2023年6月20日 12時
