心を逮捕されました。2【降谷零】 (ページ18)

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高速道路に乗る奴らを追う。

車を交わし、抜けていく。
それに続き、Aも僕も抜けていく。

しばらく走らせたところで、直線道路にかかった。
そこで一気に追い上げるA

ちょうど3人組の車両とAのバイクが並んだところで、3人のうちの1人が銃口を窓から突き出した。

「…っ！？」

まずい、このままじゃ…

ダン！ダン！！！

と大きな音を立てて銃声がなる。

どうやらAではなく、バイクのタイヤを狙ったようで。
ハンドルを取られたAをバランスを崩す。
「…っくそ、」

すかさず僕はアクセルを全開にして体を左に傾け、助手席のドアを少し開けた。だが風圧で締まる。

「A、うつれ！」

「…っ、零…」

Aは手を伸ばして、助手席の窓枠に捕まった。少し減速させるとAはうまく中に乗ることができた。

「し、死ぬかと思った…」
「無理するなって言っただろう！！」

「零がいてくれてよかったよ、さ、追って！！」
「〜っもう、僕がどれだけ心配したか…」
頭をわしゃわしゃしながらアクセルを踏んだ。