心を逮捕されました。2【降谷零】 (ページ17)

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男たちの跡を追うAを追う僕。

男たちは車に乗り込んだ。

私の車は店の近くに停めていたので後ろを追ってくる零に車を出すように言った。
「零、私の車出して！」
鍵を思い切り投げられ、キャッチする。

「1人で行かずに待っているんだぞ！」
そう言って車の元へ向かうも…走っていくA。
途中「中村！！」と言っているのが聞こえたので警視庁には連絡済みだろう。

僕の話は聞いてるのか…。

すぐに車を出して男たちが逃げた方へ向かう。

すると、どこで手に入れたんだ…
バイクで追いかけるA
Aの乗るバイクに並ぶ。

助手席の窓を全開に開けるとAが
「零！あいつらずっと指名手配犯だった3人組だよ！」
と言った。

「…そうか、あの銀行強盗のか…！」

以前零に相談していた。銀行強盗で指名手配犯の3人組がいる、と。
始め2人で乗り込んできたから奴らではないと思っていたが…こいつらだったとは…。

「とにかく追う！もう逃さない！」
「…だな」

Aはアクセルを全開にひねり、進む。
それに続き追っていく。

3人組はきっと逃走車両だろう。
ナンバーが"わ"のレンタカーでナンバープレートもこの辺の地域ではない。スモークも全面に貼ってある。

3人組は高速道路へ乗り込んだ。

「A、危ない！こっちにうつれ！」
「零、大丈夫。二手に分かれることだってできる！心配しないで！」

っ、言ったら聞かないんだ…Aは。

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