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50. ページ2

"これ以上は、…襲ってしまいそうです"

降谷さんは私の肩を掴んで少し離した。




その言葉の意味に、ボっと体が火照る。
「す、すみません…」

カチ、カチ、と時計の秒針だけが部屋に鳴り響く。


「じゃ、ご飯…食べましょうか」
降谷さんが立ち上がった。

「…?Aさん…?」

咄嗟に掴んだ降谷さんの服の裾。













降谷side



僕の裾を掴んだAさん。




「もっと…もっと触れてたい、って思うのは…」

そう言って僕を見上げた。



「降谷さんのことが好きだから…でしょうか?」





顔を真っ赤にして言うAさん。
少し震える手で僕の服の裾を掴んで離さない。




気づけばまた、僕はAさんを抱き締めていた。

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作者名:つくね | 作成日時:2023年6月20日 12時

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