検索窓
今日:5 hit、昨日:114 hit、合計:72,466 hit

7. ページ8

それから色々な質問をしたけれど、どれも話が噛み合わなかった。
彼には絶対に家を1歩も出ないで、と約束をして私は警視庁に戻った。




ガチャ…




「あれ?Aさん忘れ物ですか?」


部下の中村が大量の書類を片手に不思議そうに声をかける。

それを横目にノートパソコンを開き、

"フルヤレイ"と入力した。



しかし、彼の名は出なかった。





「…なんで…」


「どうしたんです?Aさん」


険しい顔してパソコンを食い入るように見ていると中村が声をかけた。


「いや、…なんでもない。」


彼に教えてもらった、諸伏景光、松田陣平も調べてみたがどれも出てこなかった。



机の上に肘をついたまま、拳で顎を支えてしばらく黙って考え込んでいた。




「?さっきから何調べてるんですか?」

パソコンをのぞいてきた中村。
咄嗟に勢いよくノートパソコンを閉じた。



「何でもない!じゃ、お疲れ様」


ポカーンとしてる中村を残して
私は早足で家に向かった。

8.→←6.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (36 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
152人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:つくね | 作成日時:2023年6月18日 6時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。