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44. ページ45

僕がこちらの世界に来て1ヶ月ほど経った気がする。
全く帰れない。


風見は心配してるだろうな。

梓さんは店大変だろう。

毛利先生は事件ばかりだろうか?

コナン君や子供たちは元気にしているのか。


…ベルモットたちに動きはあるのか。






そんなことばかり考えていた。








「…さーん?…やさん!!!…降谷さん?


降谷さん!!!!!」

「.…、はい?」


「はいじゃないですよ、はいじゃ!ぼーっとするにも程があります。見てくださいこれ」

僕の手元を指さすAさん。
その指を差された方に目線を向ける。



「…うわ。すみません」


Aさんがお仕事お休みなので、2人でカレーを作ろうとにんじんをピーラーで剥いてたがいつのまにか細くなりすぎていた。


「んもぅ!!いいですよ、中にはリボン鍋ってこうやってピーラーで薄くしちゃうやつもありますから!!」

「…Aさんは良いお嫁さんになりますね」

「んな!!何言ってんですかもう!」
そう言って玉ねぎを切っていたAさんに足蹴りでお尻を蹴られる。

「ははは…」
料理中だから手がふさがってるとはいえ、男勝りだなぁ、Aさん。




時刻はAM10:00


「それはそうと、今日は前に言ってたドライブしましょう!これ作って軽くご飯食べたら出ましょう」

「あ、そうですね。わかりました」














________




カレーの仕込みも終え、準備を済ませた。

僕たちは軽食を取り、Aさんの車に乗り込む。




「僕が運転しますよ」

「いいんです、座っててください」


運転は車の持ち主でもあるAさんがしてくれるようだ。


ブォン…


とエンジン音と共に僕たちは車を走らせた。

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作者名:つくね | 作成日時:2023年6月18日 6時

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